林遣都＆中川大志が動物の命を救うべく奮闘する青春“犬ラブ”ムービー『犬部！』篠原哲雄監督インタビュー♪

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林遣都＆中川大志が動物の命を救うべく奮闘する青春“犬ラブ”ムービー『犬部！』篠原哲雄監督インタビュー♪

インタビュー
2021.07.20

林遣都＆中川大志が動物の命を救うべく奮闘する青春“犬ラブ”ムービー『犬部！』篠原哲雄監督インタビュー♪

2022年10月4日追記

10月4日は「世界動物の日（World Animal Day）」動物の愛護や保護のための世界的記念日です。1931年にイタリア・フィレンツェで開かれた国際動物保護会議で制定されました。そこで、今日のおすすめ映画は『犬部！』青森県十和田市にある北里大学に実在した動物保護サークル“犬部”を設立した獣医学部の学生をモデルに、まっすぐな信念で動物たちを守ろうとする獣医師たちの奮闘を描いた青春“犬ラブ”ムービー！愛らしい犬や猫もたくさん登場しますが「救いたい！」という気持ちや熱意だけではどうにもならない問題も、そこには描かれています。

超が付くほどの動物好きで、一匹でも多くの命を救うため、どんな状況でも諦めない熱血主人公・花井颯太を演じるのは、NHK連続テレビ小説「スカーレット」（19）や『私をくいとめて』（20）など、話題作に多数出演してきた人気俳優・林遣都さん。その相棒で心優しい同級生・柴崎涼介に扮するのは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」（19）や『虹色デイズ』（18）、『砕け散るところを見せてあげる』（21）などに出演し、人気急上昇中の中川大志さん。

さらに、“犬部”の心強い後輩メンバーとして映画『あの日のオルガン』（19）、NHK連続テレビ小説「なつぞら」（19）など女優としての活躍も目覚ましい大原櫻子さんが、颯太の心意気を慕う”猫好き”・佐備川よしみ役に扮して、助けたい気持ちだけではどうにもできない葛藤を表現しているところにも注目です。

教授の手伝いで実習用の動物を世話していた秋田智彦役には、NTV「あなたの番です」(19)や『滑走路』(20)、NTV・Hulu共同制作「君と世界が終わる日に」など話題作で見せる存在感からますます脚光を浴びている浅香航大が扮します。

猫や犬が可愛くて、けなげで癒される映画はたくさんありますが、映画『犬部！』は、劇映画という形で、動物保護の現場やそれに携わる人々を偽りなく描いている作品。ドキュメンタリーなどで描かれるような社会性とエンタメを見事に融合させたとても貴重な作品だと思います。

注目の若手俳優を引っ張るのは、『花戦さ』（17）や『影踏み』（19）など、人の心の機微を繊細かつ堅実に描いてきた実力派監督・篠原哲雄。さらに、動物ドキュメンタリーの名手、山田あかねが脚本を手掛け、保護動物をめぐるリアルな問題や課題を、丁寧に物語に織り込みました。撮影現場のエピソード、犬の演出で苦労したこと、また林遣都さんや田中川大使さんについて篠原哲雄監督のインタビューをどうぞ。

「篠原哲雄監督」プロフィール

1962年2月9日生まれ。東京都出身。助監督や自主制作映画で経験を積み、山崎まさよしが主演した初長編映画『月とキャベツ』（96）で話題を集める。以降、『はつ恋』（00）や『命』（02）、『地下鉄（メトロ）に乗って』（06）、『起終点駅ターミナル』（15）など話題作を監督。野村萬斎が主演した『花戦さ』（17）では、第41回日本アカデミー賞優秀監督賞に輝く。なお、『月とキャベツ』以降も山崎とはオムニバス映画『Jam Films』（02）、『影踏み』（19）でタッグ。『はつ恋』の主演を務めた田中麗奈とは、本作で4度目のタッグとなった。

『ストーリー』

青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。花井颯太（林遣都）22歳、獣医学部の大学生。子どもの頃から大の犬好きで、一人暮らしのアパートには保護動物がぎっしり。周りからは変人扱いされても、目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。ある日颯太は、心を閉ざした一匹の実験犬を救ったことから、ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。颯太と同じく犬好きの同級生・柴崎涼介（中川大志）らが仲間となり動物まみれの青春を駆け抜け、それぞれの夢に向かって羽ばたいていった。颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへーー。

「犬部」から16年後。獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、開業医として、研究者として、動物愛護センター所長として、それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、そこに柴崎だけがいなかった……。