新イベント「ジブリパークの音響世界」11月に限定開催
チケット発売は10月26日(土)17時より発売
開園2年を迎えるジブリパーク(愛知県長久手市)で、新イベント「ジブリパークの音響世界 powered by au」が11月2日~4日と15日~17日の6日間、期間限定で行われます。これは、今年初開催となる「秋のどんどこ祭り」の企画のひとつ。
公園という場所がら、いままでBGMがなかったジブリパークで、ジブリ作品にとって欠かすことのできない「音」や「音楽」を楽しめるイベントとあって、ファンならずとも期待が高まります。
参加者は専用のイヤホンとバッグを装着し、園内の音が流れるポイント(通称「音の芽」)を探してさんぽ、「音の芽」に到着すると目の前の景色にあわせた音の演出がイヤホンを通して流れこむという仕組みです。
先日、この体験会が行われ、シネピーも参加(メイン写真はイメージ)。
スタートからフィニッシュまで「!」「!」「!」が連続する4時間。その一部をレポートでお届けするとともに、10月26日(土)17:00より発売がスタートするチケットの購入方法をまとめました。
※ 体験レポートでは、現時点で明らかにされているポイント以外、具体的な言及については避けていますが、情報をシャットアウトしたい方は、Boo-Woo チケットのページをブックマークに入れ、ブラウザの戻るボタンで戻ることをおすすめします。具体的な内容が知りたい方は、そのままおすすみ下さい。
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目次
「ジブリパークの音響世界」体験レポート
今回のイベント「ジブリパークの音響世界」は、1回の体験が最大4時間に設定され、チケットも午前と午後の部にわかれています。ですので「ジブリの大倉庫」に入れる、ジブリパーク大さんぽ券プレミアム、ジブリパーク大さんぽ券、を既にお持ちの方は「ジブリの大倉庫」の入場を考慮する必要があるので、お間違いなく。「ジブリの大倉庫」では「音の芽」を体験することができません。
さて、今回筆者が体験したのも4時間の体験。4つのエリア(「ジブリの大倉庫」を除く)を回ろうと、後半は駆け足気味の体験になったのと、発表されている50ヵ所には届かなかったので、「音の芽」全部を1回でコンプリートするのは難しそうです。
逆に、パークのチケットを持ってなかったとしても楽しめる「音の芽」は園内30ヵ所以上。家族や友達と「さんぽ」を楽しむ感覚で参加しても、十分に楽しむことができるイベントになっています。
ちなみに筆者が体験したのは、2024年10月18日金曜日の平日。天気は曇り。最高気温は27.6℃ですが平均24℃と比較的過ごしやすい陽気でした。
服装は長袖、長ズボンがおすすめ。日差しが強い場合も、肌寒さにも対応でき、山道での虫刺され対策になるからです。そして想像以上に歩くので、とにかく履きなれた歩きやすい靴をチョイス。
集合場所に到着したら、専用のバッグとオープンイヤー型のイヤホンを受け取り装着。バッグは、帽子型とショルダーバッグ型があり、作品に登場しそうなバッグにテンションがあがります。このバッグに「音の芽」をキャッチする通信機器が入っています。重さはさほど気になりませんが、歩いての「散策」がメインとなるので、手荷物はコンパクトに。ジブリパークで人気のキャラクター、ヒンのぬいぐるみと一緒に行動したい方は「がんばって!」
準備が整ったら、エレベーター塔の前で音声の動作確認を兼ねたガイダンスがあります。流れるアナウンスの指示に従って、顔の向きを変えると、みんな大好き!ジブリの人気キャラクターの声が。向く方向によって、右から聞こえたり、左から聞こえたりするので、何度も確認してしまいます。かなり高精度なGNSS測位技術を活用しているとのことで、位置情報の誤差は数cmレベル。音声が確認できたら、さっそく一番近い地球屋目指して出発です!
ヴァイオリンの音色に誘われて
地球屋に到着するとエモーショナルなヴァイオリンの音色が耳の中に飛び込んできます。これは初めての体験。音に包み込まれるような感覚に襲われ、臨場感もすごい。目の前の地球屋から聞こえてくる感じがするのですが、聞く位置や向いてる方向によって聴こえ方が変わるんです。誰かが演奏しているのでしょうか?工房のほうからはピアノを弾く音も聞こえてきます。
今回のイベントで一番驚いたのは、リアルに誰かがピアノを弾く音や虫の鳴き声、鳥のさえずりと、イヤホンから聴こえる音楽が融合するように楽しめること。
目の前の景色にあわせ、イヤホンから流れる効果音や音楽による演出効果もさることながら、風が吹く音や鳥が飛び立つ音など「これは演出?それとも現実?」みたいな場面に何度も直面。体験したひとの数だけ「私だけの音景色」が存在し、より体験に深い感動がもたらされます。
また、オープンイヤー型のイヤホンなので、体験に夢中になるうちにつけてることを忘れる瞬間も。
散りばめられた「音の芽」は「青春の丘」だけでも、かなりの満足感。なじみある音と風景が、映画のシーンを喚起し、主人公が体験する出来事を追体験。ちゃんと周囲の音は聞こえているのに、没入する感覚を味わえます。夢のトンネルを抜けたら、広がる秋の匂いに大きく深呼吸。何度も通っているはずなのに違った道のように感じ、どんどん歩きたくなります。
美しく広がるコスモス畑を楽しみながら、次のポイント「もののけの里」へと向かいます。※ 実際は自分の好きな順番でまわれます
五感で楽しむ“シン”ジブリ体験に心躍る
「もののけの里」に到着し、散策していると『もののけ姫』のクライマックスを彩るあの音楽が! 目の前に主人公たちがいるような感覚になり、劇中シーンが浮かびあがります。するとタタラ場をモチーフにした建物から、焼きあがる「五平餅」の香ばしい香りが。「音響世界」が誘うのは、見て、聞いて、触れて、嗅いで、そして味わう、五感で感じる“シン”体験。心なしか、いつもよりすべての感覚が研ぎ澄まされているような、土を踏みしめる音なんて普段気にしたこともないのに、ここでは特別に感じるから不思議です。
この後「魔女の谷」を経由し、「どんどこ森」へ。より、たくさんの「音の芽」に出会いたい方は、ぜひ、あちこち歩いてみて下さい。筆者も、当初予定していたバスに満席で乗ることができず、歩いたことで思いがけない「音の芽」に遭遇。不意打ちに訪れたメロディは、疲れすら吹き飛ばしてくれましたよ。
実際に体感して感じたのは…
- 開催は11月2日、3日、4日、15日、16日、17日の6日間
- 券種は単独チケットとセット券※の2種類
- チケットの発売開始は10月26日(土)17時 ※セット券は入場日の7日前の17時
- 単独チケットの料金は大人・子どもともに1500円
- 体験時間はMAX4時間、午前と午後の二部制
- 専用のイヤホンとバッグを装着
- バッグはショルダーバッグ型と帽子型がある
- 園内の音楽ポイント「音の芽」を探して楽しむイベント
- 「音の芽」は全部で50ヵ所以上存在
- パークのチケットを持ってなくても「ジブリパークの音響世界」のチケットがあれば参加できる
- パークのチケットがなくても30ヵ所以上の「音の芽」が楽しめる
- 「音の芽」は愛・地球博記念公園内、ジブリパーク各所に点在
- 対象エリアに「ジブリの大倉庫」は含まれない
- 全ての音声を監修するのはプロデューサーの岩崎太整氏
- このイベントのために録り下ろした曲もあり
- 体験した4時間で全部回るのは難しい
- 映画の名シーンがよみがえる(マジで感動!)
- コンプリートを目指すより散策中の出会いを楽しみたい
- タイミングによっては、バッグの形を選べない可能性も
- バッグの重さは気にならないが、手荷物は軽いほうが望ましい
- ショルダーバッグ型はベルト部分にアンテナが入っているので装着にコツがいる
- 聞こえる音の設定は気持ち大きめ、音量調節は不可
- 同行者との会話は問題なくできる
- 人によって聞こえるタイミングが違う
- 方角や向きによっても聴こえ方が異なる
- まるで劇場にいるような臨場感を楽しめるポイントも
- 「ジブリの忘れもの」のように遭遇する難易度が異なるヵ所がある
- バスを使うより歩いた方が「音の芽」との遭遇率はあがる
- 水分補給は忘れずに
- とにかく楽しんだもん勝ち
体験してみた感想は、とにかくプライスレス。まだ、ジブリパークを体験したことがない方も、ジブラーのみなさまにもおすすめなイベントです。
イベント概要
「ジブリパークの音響世界」
日程︓11 月 2 日(土)~4 日(月・祝)、15 日(金)~17 日(日) 6 日間限定
場所︓ジブリパークを含む愛・地球博記念公園内
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間(いばらがばさま)乙 1533-1 愛・地球博記念公園内
料金︓単独チケットは1500円(税込)(先着順)で10月26日(土)一斉発売
セット券は
大人 平日 3000円(税込) / 土・日・休 3500円(税込)
子ども(4歳~小学生) 平日 2250円(税込) / 土・日・休 2500円(税込)
10月26日(土)より順次発売(開催の7日前に発売)
詳細は公式サイトをチェック https://ghibli-park.jp/
チケット購入方法
チケットは10月26日(土)17時より順次オンラインチケットサービス「Boo-Woo チケット」で発売開始!先着順のため、まだBoo-Woo チケットを登録してない方は、先に登録して申し込むだけにしておくといいです。
また、今回は単独チケット(税込1500円)に加え、ジブリパークさんぽ券とのセット券も販売され、通常のさんぽ券と同じく入場日7日前の17時に発売なので、初日に出遅れてしまったとしてもチャンスはありそうです。
大人 | 子ども(4歳から小学生) | |
ジブリパークの音響世界 | 1500円(税込) | 1500円(税込) |
ジブリパークさんぽ券 平日 | 3000円(税込) | 2250円(税込) |
ジブリパークさんぽ券 土日・休日 | 3500円(税込) | 2500円(税込) |
▶ 期間限定特別チケット「ジブリパーク魔女の谷・もののけの里セット券」の発売延長が決定!
▶ 毎月27日は「愛知県民デー」次回は2025年1月27日(月)
申し込み期間 10月25日(金)10:00~29日(火)23:59
▶ 12月分までのチケットは発売中
チケットは2か月前の毎月10日発売!次回1月分は11月10日(日)14時より発売開始!
取材・文 にしおあおい (シネマピープルプレス編集部)
ジブリパークへのアクセス
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
● 電車
愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)『愛・地球博記念公園駅』下車
※ 名古屋駅から地下鉄東山線で28分、さらに藤が丘駅でリニモに乗り換え13分ほどで、会場となる愛・地球博記念公園に到着
● バス 名鉄バス公式サイト
名古屋駅・名鉄バスセンター4階24番のりば
『愛・地球博記念公園(ジブリパーク)』行き
中部国際空港第一ターミナル
『藤が丘』経由『愛・地球博記念公園(ジブリパーク)』行き
※詳しい時刻表、料金は名鉄バス公式サイトを確認のこと
※乗車券はBoo-Wooチケット(名古屋駅・名鉄バスセンター発着分のみ)で購入可
※ジブリパークには専用駐車場がなく、公共交通機関推奨
車で来場する場合、愛・地球博記念公園ホームページ「アクセス・駐車場」を参照