月イチトークライブ松岡ひとみのシネマコネクションVOL.22「キングダム2遙かなる大地へ」レポート!

 前作に続いて再登板の佐藤信介監督が熱い思いを語る!

2022年7月15日(金)に公開した『キングダム2 遥かなる大地へ』。公開から4日間で、動員観客数93万人、興行収入13.7億円を突破し、今年の夏興行を牽引する大ヒットを記録!これは2019年に邦画実写NO.1を記録した前作を遥かに凌駕するペース。作品の満足度は驚異の95%(東宝調べ)!!この熱き物語は、老若男女、世代を問わずたくさんの人々から高い評価を獲得。IMAX®、 DOLBY ATMOSなどの大きなスクリーンの劇場でも大盛況で、 “アクションシーンが圧巻!!” “大スクリーンで観るべき作品”とSNS上でも口コミが広がり、賑わいを見せ、まさに“キングダム旋風”が映画界を席巻中!!

 

 

 

 

 

7月24日(日)、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区名駅4丁目7−1 ミッドランドスクエア5F)で開催された恒例の映画パーソナリティー松岡ひとみさんをコーディネーター&MCとして、ミッドランドスクエアシネマが月1回開催している月イチシネマトークライブ“松岡ひとみのシネマコネクション” 。第22回の作品は、大ヒット中の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」。

 

 

 

 

 

イベントゲストに、佐藤信介監督をお招きし、作品の魅力から製作の裏側まで、ふんだんに語っていただきました。司会はもちろん松岡ひとみ、そしてキングダムファンを代表して、モデルで映画ナビゲーターのヴィトルさんがトークイベントを盛り上げた。

 

 

 

松岡:キングダム2遙かなる大地へ大ヒットおめでとうございます!

監督:皆さんありがとうございます。そうですね、おかげさまでヒットしているようで〜

嬉しいです。

松岡:今日もたくさんの方がそうですね、2回、3回目という方もいらっしゃるんですよ、

監督:そうですね、もう100回以上見たと思うんですけど、意外とね、監督って、完成してからは、んまり見てないんですよね。あの、 完成品って、最後に1回か2回ぐらいしか見てないと言ってもいいかもしれないす。要するに、ちょっとずつ完成していくんで、ちょっとずつ直してて、直し切って、それが完成品。そっから見る機会って、多分2回か3回ぐらいなんですよ。で、まだ僕も劇場ではまだ見てなかったりするんですけど、大きなスクリーンで見たいです。

きっかけは、Netflix「今際の国のアリス2」の撮影現場

松岡:監督はほんとにお忙しくて、今ちょっとお忙しいので、お呼びするのも迷ったくらいなんですが……

でも、今回はどうしてもどうしてもお越しいただきたいと思いまして、追っかけてしまいました。

監督:ちょうど1年前に名古屋に伺わせていただいて、「今際の国のアリスシーズン2」を 撮影してたんですね。ちょうど1年前、夏ですけど、まあ、5か月ぐらいかけて。名古屋市内の道をですね全面封鎖しましては取らせていただいたんですけど、あのね、あの、appleストアとかあるような・・

松岡:はい、大津通ですね!

監督:あそこを長距離で封鎖してもらって、日本映画、史上空前の封鎖だったと思います。あんなこと普通ないんですけど、僕らの思いが、名古屋の皆さんに受け入れていただいて。もう1か所ですね。別のところは、ちょっと長期間にわたって色々封さして取らせていただいて、その時松岡さんに現場に遊びに来ていただいて。「舞台挨拶やトークイベントがある時はきてくださいね」という約束を、一年ぶりに果たせました。

松岡:錦通、名古屋の大動脈を封鎖したときですね!

ヴィトル:その映像が12月にネットフィリックスでみれますね。

監督:そう。これ、12月に配信されます。名古屋のシーンとして出るわけじゃないんですが、いや、あの時のほんとにありがとうございました。という名古屋のみなさんにまずはお礼を申し上げたいと思います、

松岡:はい、またそちらを見ていただきたいなと思います。

監督のお名前が“信介”さん、山﨑さん演じるのが信さん

さて、「キングダム2遙かなる大地へ」スゴイ迫力!

ヴィトル:ものすごいもう何回見てもこれも楽しめますよね。ほんとに

松岡:朝から熱量すごいの見ちゃったので、今日一日テンションが高くなって夜まで眠れないかもしれませんよ。

監督:そうですね。僕らも一日一回くらいしか観れないかな、なんて言ってたんですけど(笑)。ちょっと元気が無くなることも多い昨今なんで、吹き飛ばす作品を作りたいと思って。逆に、今に相応しい作品なんじゃないかと思っています。

松岡:信は、前に前にしか進んでいかないですからね!監督のお名前が信介さんと山﨑さん演じるのが信さんで、何だかご自身のような感じなんじゃないですか?

監督:そうですね。実は、キングダムやる1をやる前からちょっと意識してたんですけど、やっぱり僕だなって思います

田舎から都会に出てきて出てきて、「一旗あげるぞ!」みたいな。この辺ぐらいまでは僕と同じだったんで。僕は広島ですけどね。

案内猫の姫ちゃん
案内猫の姫ちゃん
海外では発音の関係で監督は“信”と呼ばれているそうらしいにゃ。

 

松岡:本作は、大きなテーマがしっかりしていますよね、信が大将軍にになるっていうテーマがあるので、ほんとにそれがぶれない。で、前回は個人戦。信が次へと巻き込まれ翻弄されていく、個人対個人でしたね_

ヴィトル:今回は多勢だから、人が増えると撮影も大変じゃないですか。

監督:いや、ほんとに大変です。今回「伍」という仲間を作品に盛り込むのがテーマだったんですが、映画は2時間なので最小限の中で自然な感じで(登場人物を)いろいろ追いかけていくのが、難しいというか、結構大変でしたけどやり甲斐がありました。

ヴィトル :あの戦車隊が実現できるんだってびっくりしました。コミックを見てて、あれを実写化したらどうなるんだろうって。

戦車作りと馬の調教

監督:まず、戦車を作ったんです・当然ですが戦車っていうのが、日本にはないわけですよ。 中国にはあの戦車のモデルになるものがあるんですけど、それをそのまま使えるわけではないので、日本に設計図を取り寄せてキングダムオリジナル戦車を日本で作ったんですよ。でも戦車ってあの2輪なんですよね。で、4輪は作れても2輪っていうのが難しくて、作れる人は日本に 1人か2人がほんとにいらっしゃらなくて。北海道にお住まいの方で、そこでちょっと試作作ってもらってテストしたり、来てもらって、打ち合わせして・・・。そて、戦車を作ったら2頭の馬で引っ張るんですよ。でも馬が2頭並行して走るってこれまた難しくて。日本の馬はもうそんなことしてないので、真っ直ぐ進まないんです。並行して走る練習を、来る日も来る日もやりました。映像を作るのも大変でしたけど、調教の方が時間かかったかもしれません。

ヴィトル:そう聞くと、もっと使ってもいいんじゃないかって、おもいます。

監督:実は原作でご存じだったらあれだと思うけど。 最初に戦車が来て、ひっくり返すじゃないですか。あの後にちょっとした戦車戦が実はあるんですよね、でもこれを1つにしたんです。映画では戦車戦は1つにして、最後のクライマックスにしようっていう風に計画しました。その方が最後の高揚感に持っていけるんじゃないかと思って。

ヴィトル:原作からもアレンジが加えられていて、アニメからもアレンジがあって、もうワクワク感が止まらなかった。

監督:このストーリーを漫画で描いた場合、原先生のあの傑作があるわけじゃないですか。で、アニメで描かれみんな楽しんでらっしゃるで、映画には、映画のエッセンスなりスパイスなり、映画の良さがあるんですよね。ストーリーは、実は大きくは同じなんですけど、色んなカスタマイズしているんです。映画の本当の面白さみたいなのをここに込めないと、他のと同じことになってしまうので。アニメをアニメを楽しむ、原作は原作を楽しむということです。

松岡:映画ならではの楽しみ方ですね。あと、あれだけキャストが多いのに迷子になりませんでした、登場人物のキャラがたっているからですね。

監督:そうですね。キャラクターはこの人はこうだなと思ったら、掘っていったりとか、もっと強調するとか、仕向けています。原作とちょっと違うっていうことをおっしゃられる方はいますけど、原作との答え合わせはしていなくて、バイブルとして自分にしみこませておいて、脚本を作ってから始まる段階で解釈が進んでいきます。

別の世界で生きているキャラクター

監督:例えば、渋川さんのあのキャラクター縛虎申が中に入ってらっしゃる。だから原作を見ながら真似するってことではない。信もそうです。もうなんか撮影が始まったら答え合わせとかないんですよ。もう前に前にすすんでいて、別の世界に生きているいるキャラクターなんだともいます。

ヴィトル:麃公将軍(豊川悦司)は、めちゃめちゃリンクしてるいと思いました。

 

 

 

 

監督:はい、それも原作見ながらこう㍉単位でやってるってことじゃないんですよ。イメージ画を書いて、「この人はこうだよね?」ってゼロから作っているとこがあって、試行錯誤しながら行き着きます。もちろん最終的に来た時に結構そっくりだったねってよく言われるんだけど、僕らも「あ、ほんとだ!」みたいな。例えば羌カイ(清野菜名)は、頭のトレードマークみたいなマークは赤ですが、いろんな色を試してるんです。 最終的にやっぱり赤だったねってことになって、赤に落ち着きました。だからキャラクターで原作と同じになっている人もいれば、同じゃない人もいるんです。

松岡:私は、原作をあまり知らないですけど、わかりやすかったのです。

監督:そうですね、僕も作ってる時は、原作を全く知らない方、 もしかしたら、日本の人じゃないかもしれないからとか、そういう人に届いた時に頭から見てて、ちゃんとこうグッとくるかなとか、そんなことばかり考えていました。かといってファンのことを忘れているのは絶対ないですね。一方でそうでない人たちを置きってばいけないので、一本の映画としてオリジナル作品のつもりで作っています。

松岡:監督はコミックが原作という作品を多く手がけていらっしゃいます。キングダムのように原作者が脚本書くっていうのはなかなかないんですよね?

監督:そうですね、あまりないですね。今回はあの割と1の頃から割と親しく会ってキャスティングの話とかも話し合っていました。脚本もあの読んでもらったら「ここのセリフ、これこんなのどうでしょう。」みたいな、赤が入ってたりしたこともあったりしました。今回は映画オリジナルシーンも入っているんですけど、漫画のネームで提案されたりしたんですよ。

未だかつて誰もやったことのない撮影スタイル

松岡: 今回撮影は、2019年から始まったんですよね?でも、いろんなところにもロケハされていて、中国でのロケもされていて、でもコロナ禍になってしまいました、どうやって どうやって撮ったんでしょう・・?

監督:まず、絵コンテを作ってます。それから、アクションチームはキャストに身の危険がないように撮影するために、ビデオコンテを作って います。絵コンテとビデオコンテを準備したうえで、本番撮影に臨みました。当然、中国へ行くつもりで準備を進めていったけど、こ の日を過ぎるとビザが取れない、スケジュールも取れない、という日がやってきてしまって、中国での撮影は無理だった。それでも 中国での撮影はどうしても必須だったので、中国で絶対必要なシーン、日本でも撮影ができるシーン、っていうのを絵コンテで分け ました。そこで、中国で撮影できるチームを編成し、劇中衣装などを中国へ送り、日本で撮影した素材をすぐに編集して中国へ送り、 こういう場面のこういうシーンを撮影してほしい!と中国チームとリモートで打ち合わせをしながら現地での撮影を行った。未だかつて誰もやったことのない撮影スタイルで実施したので、とても緻密な作業でした。 あんまり言いたくないですけど、今日だけなんで言います。(笑)

松岡:なんだかこんがらがってきちゃいますね?

監督:そうそう(笑)思わぬところが日本で、思わぬところが中国だったりしてまして、これはスタッフがみても、わからないと思いますよ。上手いほどにブレンドできたかなと思っています。だけど、おかげであの日本で撮ったのか、中国で撮ったか、よくわからない感じになってす。今回は映画マジックを全部投入した感じですね。役者の皆さんもどこを撮っているかわかんなるといがって、「なんだっけって」(笑)。完全に全部把握してる人が少数しかいないから、みんな聞いてくるので1つずつ確認していました。

松岡:馬のシーンがとにかく圧巻でした。

監督:あのシーンも戦車のシーンもいろんな方法で撮ってます。あらゆる方法で撮っています。

今回ほど馬と取り組んだ作品も、ちょっとないんじゃないかと。日本ではあんまり映画に使える馬の頭数がいないので、かき集めたんですけど、少なかったんです。中国にはいても、今作は何千何万騎って話なので、やはり足りなくて。それをあたかも足りてるように見せるのが、映画なんですが(笑)。どちらにせよ馬をたくさん扱ったことに間違いはなくて、しかも馬一頭に付き世話をする人も要るしもう、馬と共に生きたんですけど、それだけで億単位のお金が動いてたりするんですね。

ヴィトル:あの合戦シーンの音もすごかった。体に振動が響きました。

監督:そうですね。馬の音はあの実際に馬の音を使ってますし、効果も使ってます。見いて体感するぐらいの音っていうのをやっぱりやりたいなと思って、かなりこだわりました。映画館ならではのっていうのでやってますね。

山﨑賢人さんが馬に乗って疾走するシーン

 

 

 

 

松岡:山崎さんの身体能力、すごいです。

監督:実は最初はうまく乗れなかったんですけど、乗馬訓練から始まったんです。前回は乗ってたんですけど、動かない設定だったので。原作では最初のところで馬を奪って走るシーンあるんですけど、このあと馬に乗るシーンがいっぱいあるだろうと、思っていて、まあ、もちろんやるかやらないかわかんないけど、やる前提で自分はあのパートでは、馬に乗って走るシーンをやめようと思って 削ったんですよ。後半、馬に乗って活躍するっていうのをやりたいと思って。

それで馬の練習から始まったんですけど、 まるで昔から乗ってたんじゃないかっていうぐらい乗りこなしてましたよ。麃公将軍とのシーンはどうしてもやりたかったんですけど、あれは実際に走ってるんですよ。吹き替えじゃないかと言われてますが、そうじゃなくて全速力で走ってます。

清野菜名さんはトーンタンタンがクランクイン?!

 

 

 

 

ヴィトル:(清野菜名さん)演じる羌カイが舞いながら戦うシーン、本当にワクワクしました。

監督:羌カイに関して言うと、えっと、今日見ていただいた。敵に取り囲まれるシーンがクランクインだったんです。いきなり「トーンタンタン」から入らなくてはいけないのは1番難しいことじゃないと思ったんですけど、体動かすとから始まって、ちょっとこうこれていくというか、いいんじゃないの?っていうことで(笑)。

松岡:デビュー当時アクション俳優として活躍されていたしね。

監督:ちなみにちなみにこの映画のクランクインは、3人(山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈)が揃うシーンでしたから「何年ぶりかに揃ったね!」みたいなことから、「じゃあ始めますか」となりましたので、それがすごく気持ちよかったです。

 

 

 

 

 

案内猫の姫ちゃん
案内猫の姫ちゃん
お客様からの質問コーナー

―原作、アニメ、とあるなかで、映画のキャスティングはどうやって決めたのか?

監督:映画は常々この人にしたい!と思っても、スケジュールが取れなかったりするが、この作品についてはかなり早い時期からキャスティングの検討ができたので、いい人を抑えられた。 ただ、似ている人がいいのか、その人の世界がある人がいいのか、は考えさせられます。王騎役は、大沢たかおさんにお願いしまし たが、王騎に似せるのではなく、大沢たかおさんの世界を持っているのでお願いしたかった。撮影までにバルクアップをしてもらっ たことで、撮影に入る時点ではもう、王騎そのものになっていた。

 

 

 

 

―麃公(ひょうこう)将軍と王騎(おうき)将軍が二人で話す夕日のシーンがとても好きですが、監督の思いれのあるシーンはどこですか?

監督:あのシーンは、丘の上から戦場を見渡すところで撮影する予定だったので、使わない予定だったんですが、素晴らしい夕日が取れることが分かったので、急遽シーンを変更して撮影することにしたんです!でも、大沢さんのスケジュールが取れなくて1か月後にも う一度撮影することになって、あの体をキープしてもらって撮影できたんです! もし晴れなかったらどうしようと思っていたんですが、凄い良い夕陽で。よく「映画の神様が降りてくる」って言いますけど、僕は普段雨男なんですが、映画に関してだけは憑いてるんですよね。それでいうと、信と羌瘣(きょうかい)の最後のシーンも、同じ夕日のシーンだけど、二人の撮影時は、粘りすぎて夕日が沈んでしま ったり、曇ってしまったりで、なかなかできなくて。でも、お二人のスケジュールも無理くり空けてもらって三回目でようやく晴れて いい撮影ができたので、ついつい“もう一回”って何度も撮影してしまいました(笑) あの「じゃあな」、3日間くらい撮ってるんです。最高の「じゃあな」が撮れました。

監督:今日はもう皆さん見ていただいたと思うんですけども、映画館でやってる期間って、1ヶ月とか2ヶ月とか3か月ぐらいで、もうそれで終わっちゃいます。もう 一生映画館で見ることがないっていうのが、これが映画だったりするので、配信とかで見れますが、もう今しかないという一瞬のものだと思いますので、是非ですね映画館で見てほしいです。今日はほんとにありがとうございます。また感想なんかもえ 教えてほしいです。twitterもやっていますので、教えていただければと思いますし、周りの人にもお話してこ楽しんでいただければと思います。ありがとうございました、

 

『キングダム2 遥かなる大地へ』は、7月15日(金)よりミッドランドスクエア シネマほか、全国東宝系にてロードショー

作品名:『キングダム2 遥かなる大地へ』
監督:佐藤信介
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
主題歌:Mr.Children 「生きろ」( TOY’S FACTORY)
出演:山﨑賢人 吉沢亮 橋本環奈 清野菜名 豊川悦司 ほか
配給:東宝
公式サイト https://kingdom-the-movie.jp/
公式Twitter @kingdomthemovie
©原泰久/集英社 ©2022 映画「キングダム」製作委員会

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