伊藤さとりの映画で人間力UP! 疲れた心を癒してくれる作品とは?Huluオリジナルドラマ「息をひそめて」

コロナ禍で変わってしまった世界を描いた作品が製作されています。

石井裕也監督の『茜色に焼かれる』はコロナ禍で職を失い、更に窮地に立たされるシングルマザーに焦点を当てた作品で、水商売で男性に「年増」と呼ばれながらも笑顔で対応する社会の歪みを描いています。制約が増えると心は荒み、金銭面で追い詰められれば生活が荒む。そんな人たちが生きていくにはどうすればいいのか?

彼らの苦しみに寄り添いながら希望を描くことで、多くの人の救いになるのが映画やドラマなのかもしれません。

一年以上続くコロナ禍は少しずつ心を蝕んでいくからやっぱり癒される作品が見たい!

まさに特効薬と言える短編作品が、『四月の永い夢』『わたしは光をにぎっている』などの中川龍太郎監督と『そこのみにて光輝く』『まともじゃないのは君も一緒』などの高田亮脚本で全8話製作(Huluオリジナル)されたのでした。

「誰もが息をひそめて生きていかなければならなかった期間」という意味で付けられたメインタイトル『息をひそめて』をテーマに、8通りのオムニバスで描かれたコロナ禍生活。2020年の冬に東京は多摩川周辺をメインに撮影。完成披露試写会には、出演した斎藤工さん、夏帆さん、萩原利久さん、蒔田彩珠さんが監督と共に登壇し、ドラマというよりも映画の舞台挨拶のような顔ぶれとなりました。

この日は、1〜4話と8話の上映。けれどその画の美しさとメッセージ性の高さから「全話、映画館で上映したいですよね」と控え室で言っていた斎藤工さん。

過酷な仕事でパニック障害を発症し、自分のペースでやれる祖父の食堂を継ぐことにした主人公が経験するコロナ禍での経営危機。幼少期からの貧困により、今はゴミ収集業をしている主人公の元恋人への想いと寂しさ。大学が開校出来ないことでウーバーイーツを始める主人公が経験する人との関係。飛沫感染予防の為、合唱コンクールはもちろん、活動も出来なくなる高校生たちと先生の悔しさ。息をひそめるように生活しなければならない人たちが、心ない言葉や態度に苦しみながら人の優しさに触れ、前を向いて生きていく姿が固くなった心を溶かしてくれる物語たち。人が居る食堂という居場所の温もりや、汚れ仕事をしてくれる人や食べ物を届けてくれる人への感謝、そして声を発することの喜びとライブというリアルな体験の素晴らしさを改めて教えられた気がします。

どんな仕事でもどんな人でも一人一人が人生という物語のドラマチックな主人公。社長だから偉いでもなく、アーティストだから感動を与えるでもなく、日常の中ですれ違う人々の頑張りや努力に、自分たちは助けられ、小さな感動を日々、もらっているんだと気付かされるのです。危機の中から希望を見出すのが人間の底力であり、他者からもらった優しさから明日も頑張ろうと思えるんですよね。

映画パーソナリティ 伊藤さとり

ハリウッドスターから日本の演技派俳優まで、記者会見や舞台挨拶MCも担当する。全国のTSUTAYA店舗で流れる店内放送wave−C3「シネマmag」DJ、俳優対談番組『新・伊藤さとりと映画な仲間たち』(YouTubeでも配信)、東映チャンネル×シネマクエスト、映画人対談番組『シネマの世界』など。NTV「ZIP!」、CX「めざまし土曜日」TOKYO-FM、JFN、インターFMにもゲスト出演。雑誌「ブルータス」「Pen」「anan」「AERA」にて映画寄稿。日刊スポーツ映画大賞審査員、日本映画プロフェッショナル大賞審査員。

Huluオリジナル「息をひそめて」

「息をひそめて」各話タイトル

第1話「人も場所も全ては無くなる」 夏帆、斎藤工

第2話「帰りたい場所が、ずっとなかった」 ⽯井杏奈、萩原利久、⻑澤樹

第3話「君が去って、世界は様変わりした」 村上虹郎、安達祐実、横⽥真悠

第4話「この町のことが好きじゃなかった」 蒔⽥彩珠、光⽯研

第5話「たまに遠く感じる、君のことが」 三浦貴大、瀧内公美

第6話「あなたの速さについていけないことがある」瀧内公美、三浦貴大

第7話「誰のために歌うの︖」 小川未祐、斎藤工

第8話「この窓から⾒える景色が、僕の世界だ」 斎藤工、夏帆

*STORY*

東京と神奈川の境界線を流れていく⽔が東京湾に注ぎ込み、大きな空が広がる多摩川。

自然豊かな川辺のそばを、スポーツを楽しむ人たちや、肩を寄せる恋人たち、歌の練習をする学生たち、

自転⾞を⾛らせる人などが、思い思いに⾏き交っている。そんな川沿いで日々を過ごす人々の2020 年コロナ禍の春。

 

【配信】2021年4月23日(⾦)独占配信スタート︕<全8話>

※初回のみ4話同時配信、以降毎週⾦曜1話ずつ追加

【監督】中川龍太郎

【脚本】中川龍太郎、⾼⽥亮

【音楽】haruka nakamura

【撮影監督】上野千蔵

【エグゼクティブプロデューサー】⻑澤⼀史(HJホールディングス)

【チーフプロデューサー】茶ノ前⾹(HJホールディングス)

【プロデューサー】中村好佑(HJホールディングス)

【プロデューサー】佐野大(SPOON)

【制作プロダクション】SPOON

【製作著作】HJホールディングス

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