6月3日(金)公開 伊藤健太郎主演「冬薔薇(ふゆそうび)」阪本順治監督インタビュー

“アグレッシブな円熟期”を迎えた鬼才・阪本順治監督が、

若手俳優・伊藤健太郎のためオリジナル脚本をアテ書き。

60代に入ってますます旺盛な創造性を発揮し、名実ともに日本映画界を牽引する映画監督・阪本順治。今まさに“アグレッシブな円熟期”を迎えたこの鬼才が、40歳も年下の若手俳優・伊藤健太郎のために書き下ろしたオリジナル新作、それが本作『冬薔薇(ふゆそうび)』だ。

「自分はもう、失うものはなにもない」

内面をさらけ出した芝居が新たな傑作を生みだす。

本作のシナリオを書き下ろすにあたり、阪本監督は伊藤と初めて対面し、数時間かけて話を聞いた。生い立ち、家族や友人との関係、仕事観。そして順風満帆だった役者人生を暗転させた過ちと、その後の生き方について。渡口淳という主人公のキャラクターには、このとき阪本が感じた匂いや気配、独特の佇まいなどが色濃く反映されている。もちろんフィクションには違いない。だがこの物語には、伊藤健太郎という俳優がこれまで見せてこなかった表情──ある種の未熟さや、寄る辺のなさも引っくるめたリアルな存在感が、たしかに刻み込まれている。

6月3日(金)に初日を迎える「冬薔薇」の10日前の某日、阪本順治監督にお話を聞くことが出来た。

【脚本・監督】 阪本 順治

1958年10月1日生まれ、大阪府出身。大学在学中より石井聰亙(現:岳龍)監督、井筒和幸監督などの現場にスタッフとして参加。89年、赤井英和主演『どついたるねん』で監督デビュー。多くの映画賞を受賞する。藤山直美を主演に迎えた『顔』(00)では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報日本映画ベスト・テン1位など主要映画賞を総なめにした。以降もハードボイルドな群像劇から歴史もの、喜劇、SFまで幅広いジャンルで活躍。その他の主な作品に『傷だらけの天使』(97)、『新・仁義なき戦い。』(00)、『KT』(02)、『亡国のイージス』(05)、『魂萌え!』(07)、『闇の子供たち』(08)、『座頭市THE LAST』(10)、『大鹿村騒動記』(11)、『北のカナリアたち』(12)、『人類資金』(13)、『団地』(16)、『エルネスト』(17)、『半世界』(19)、『一度も撃ってません』(20)、『弟とアンドロイドと僕』(22)などがある。

伊藤もまた「自分はもう、失うものはなにもない」という強い気持ちで、監督の思いに応えた。虚栄心と不安。軽薄さと孤独感。どうしようもない身勝手さと、子どものように愛情を欲する心。相反する感情に揺れる眼差しが、言葉以上の何かを訴える。

 

 

【出演】

伊藤健太郎 小林薫 余 貴美子

眞木蔵人  永山絢斗 毎熊克哉 坂東龍汰 河合優実 佐久本宝 和田光沙 笠松伴助

伊武雅刀 石橋蓮司

【脚本・監督】阪本順治

製作総指揮:木下直哉 プロデューサー:谷川由希子 椎井友紀子 アソシエイトプロデューサー:座喜味香苗 音楽:安川午朗 音楽プロデューサー:津島玄一

撮影:笠松則通 照明:渡邊孝一 録音:照井康政 美術:原田満生 我妻弘之 編集:普嶋信一 衣裳:岩﨑文男 ヘアメイク:豊川京子

装飾:徳田あゆみ 擬斗:二家本辰己 マリン統括ディレクター:中村勝 音響効果:小島彩 助監督:小野寺昭洋 製作担当:米田伸夫

©2022「冬薔薇(ふゆそうび)」FILM PARTNERS

配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ

2022年|日本|カラー|スコープサイズ|5.1ch|109分|PG12

https://www.fuyusoubi.jp

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