不朽の名作『耳をすませば』“10年後”の二人の物語

6月6日は「楽器の日」ってみなさんご存じですか?

「芸事の稽古は、6歳の6月6日から始めるのが良い」というならわしに由来し、全国楽器協会によって1970年に制定されたのだとか。

そこで今日みなさんにご紹介したい映画は、1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』を実写映画化した作品『耳をすませば』です。

主人公は読書が大好きな中学生の女の子・月島雫(つきしましずく)。彼女は、図書貸出カードでよく見かける天沢聖司(あまさわせいじ)という名前に興味を持ちます。「全部私よりも先に読んでる…どんなひとなんだろう?」そんなある日、雫と聖司は“最悪の出会い”をします。

恋愛における“最悪の出会い”は、最高の出会いにつながるもの。ひょんなことから、聖司には大きな夢があることを知り、次第に思いを寄せていくのです。

1995年には、スタジオジブリがアニメ映画化し、大ヒットを記録。今でも、多くの人に愛される作品となっています。

そして、今回実写映画化されるのは、原作で描かれる中学生時代の物語と“完全オリジナルストーリー”となる10年後の物語。大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を『流浪の月』の演技も記憶も新しい松坂桃李が演じ、中学生時代の二人には安原琉那、中川翼が扮し、『ROOKIES-卒業-』『ツナグ』をはじめ、数々の名作を世に送り出してきた平川雄一朗が監督を務めます。

予告では、天沢聖司がチェロを弾く姿も。どんなストーリーが展開されるのか?“オリジナルストーリー”の行方も気になりますね。

公開は、10月14日。楽しみですね。

先日、ディザービジュアルも発表されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品紹介

読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司という名前。「全部私よりも先に読んでる」「どんなひとなんだろう?」

そんなある日、あるきっかけで“最悪の出会い”を果たしたふたりだったが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。

それから10年の時が流れた1999年。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない…そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。

一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。

そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は……

『耳をすませば』
監督・脚本:平川雄一朗 
原作:柊あおい「耳をすませば」(集英社文庫<コミック版>刊)
出演:清野菜名 松坂桃李 / 安原琉那 中川翼
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹 
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/
公式Twitter mimisuma_movie
©©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員
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