「ええじゃないか とよはし映画祭2021」が開幕!「この映画祭の灯を絶対に消してはいけない」と園子温監督

今年で4回目を迎えた「ええじゃないか とよはし映画祭2021~OPEN THE DOOR TO A NEW WORLD~」が12日オンライン配信で開幕した。YouTube Liveにて配信されたオープニングセレモニーでは、国の登録有形文化財でもある豊橋市公会堂をバックに、森谷雄プロデューサーとシネマパーソナリティで当サイトの編集長でもある松岡ひとみが登場。同映画祭大使の園子温監督と松井玲奈さんも参加し、オープニングを盛り上げた。

実行委員会の佐藤元英会長はオンラインでの開催に触れながら「全映画でゲスト登場、カンファレンスの開催、映画人を育てるコンペティションなど『ええじゃないか とよはし映画祭』ならではの魅力は健在」とアピール。浅井由崇豊橋市長も「好きな時間に好きな場所で参加できる本映画祭をお楽しみ下さい」と挨拶した。

映画祭の灯を絶対に消してはいけないという僕たちの想いがオンラインという形で実現しました(園子温監督)

豊川市出身で豊橋ふるさと大使も務める「ええじゃないか とよはし映画祭」大使の園子温監督は「今年で5年目を迎える映画祭ですが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされました。しかしながら、この映画祭の灯を絶対に消してはいけないという僕たちの想いがオンラインという形で今回実現しました。映画は人と人を繋げるものだと信じています。ふと立ち止まりそうになりそうなみなの心を刺激する映画祭に、そんな作品を豊橋から全国に発信していきます」とコメント。

映画は、どんな時でも私たちに寄り添ってくれるステキなもの(松井玲奈)

同映画祭大使で女優の松井玲奈さんも「映画を観ると、いろんな感情を思い出したり、ワクワクしたり、ドキドキしたり、時には涙したり、お友達とみて思い出を共有したり、そんないろんな思い出が映画の中には詰まっています。映画は、どんな時でも私たちに寄り添ってくれるステキなものだと思います。今回ここ豊橋から発信される映画たちも、きっとみなさんの心に残る素敵な作品ばかり。私も3日間映画祭を思う存分楽しみます。ぜひ、みなさんもそれぞれの場所で「ええじゃないか とよはし映画祭2021」を楽しんで下さい」とメッセージを寄せた。

今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、オンラインで全国に配信。14日までの期間中、好きな時間に好きな場所で、招待作品ほか20作品を楽しむことができる。注目は園子温監督の名を世に広めた傑作『愛のむきだし』や、『ミッドナイトスワン』のロングランヒットも記憶に新しい内田英治監督作『獣道 “特別ロングバージョン”』、最新作『ブレイブ ‐群青戦記』が公開を迎えたばかりの本広克行監督が、この映画祭のために再編集した『ビューティフルドリーマー ディレクターズカット版』など。

「ウチカレ」で話題の岡田健史や伊藤沙莉などゲストも充実

また、全作品ゲストトークつきで、テレビドラマ「ウチカレ」での好演も話題の岡田健史や、若手実力派女優の伊藤沙莉、『シムソンズ』の加藤ローサ、藤井美菜、岩井堂聖子など、豪華ゲストがここだけでしか聞けないトークを披露してくれる。さらに、13日、14日には、一線で活躍する映画人たちが熱いトークを繰り広げるカンファレンスも。カンファレンスはリアルタイムにこだわり、「ええじゃないか とよはし映画祭2021」の公式Twitterで質問を募集するとのこと。ぜひ、この機会に監督や制作陣に日頃感じている疑問や質問をぶつけてみよう(詳細は公式Twitter @etff_jp 参照)。

観客賞は、コンペティション作品を鑑賞した方の投票で決定

そして、コンペティション部門11作品は「ええじゃないか とよはし映画祭2020」の中止に伴い、昨年上映できなかった2020年度一次審査通過作を上映。100作以上の応募作の中から選ばれた11作品はいずれも力作揃い。既に他の映画祭で話題になった作品もあるので、新しい才能との出会いを楽しんで欲しい。ちなみに今年はオンラインだけでなく、ユナイテッド・シネマ豊橋18でも上映が決定。13日と14日に上映される。観客賞は、コンペティション作品を鑑賞した方の投票により決まるので、あなたが選んだ作品が受賞するかも。

クロージングセレモニーは3月14日の18:00から。映画三昧の3日間。ぜひ楽しんで。

詳しくは公式サイト http://etff.jp/ にてご確認下さい。

オープニングセレモニーの様子

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