「アニメージュとジブリ展」が名古屋初上陸!松坂屋美術館で4月22日より開催

スタジオジブリの原点を振り返る展覧会「アニメージュとジブリ展」が、4月22日(土)から6月11日(日)の期間中、名古屋の 松坂屋美術館 で開催されます。

「アニメージュとジブリ展」見どころ

エントランスで「アニメージュ」の表紙から飛び出すネコバスがお出迎え

1978年5月26日に日本初の本格的商業アニメ雑誌として創刊された「アニメージュ」。「アニメージュとジブリ展」では、その創刊当時から、スタジオジブリが設立された80年代後半までを焦点に、4つのエリアで紹介。

まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、79年に登場した『機動戦士ガンダム』の大ヒットで大きく飛躍したアニメブーム期。そして「アニメージュ」が、後のジブリへとつながる高畑勲・宮﨑駿両監督を発見し、映画『風の谷のナウシカ』が誕生。その後スタジオジブリが作られる道のりを振り返ります。

エントランスで来場者を出迎えるのは「アニメージュ」の表紙から飛び出す迫力満点なネコバス。写真撮影もできるので、人気のフォトスポットになりそうです。

アニメージュ誕生!

1970年代後半から80年代にかけてのアニメブーム勃興期を、アニメ同人誌、雑誌、ポスター、グッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返り、「アニメージュ」の創刊号を大々的に拡大展示します。

アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた

『機動戦士ガンダム』公開時の映画ポスター

ガンダムが変えた歴史
1979年4月から放送が開始されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」。「アニメージュ」がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを誌面の拡大展示やレイアウト、美術監督中村光毅氏によるイラストを展示することによって当時を振り返ります。

また、ガンダムブームのもうひとつの表れである「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」に注目、初期ガンプラによる「機動戦士ガンダム」の名シーンを立体で表現したジオラマも展示します。

 

加速するアニメブーム

ガンダムによって加速したアニメブームは、若い作り手が参加した作品が増えるなど、さらなる発展を続けます。また、「未来少年コナン」「ルパン三世カリオストロの城」「じゃりン子チエ」など、高畑、宮﨑両監督がジブリ以前に制作した作品も紹介します。さらに本エリアでは、 鈴木敏夫の志向性が色濃く出た「表紙」と「付録」のギャラリーも。

ナウシカへの道

『風の谷のナウシカ』セル画と色指定

82年2月号の原作マンガ連載開始を経て、84年に映画『風の谷のナウシカ』が誕生するまでの道のりを振り返ります。さらに、今まで紹介されることの少なかった、貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料を「描き手が「アニメージュ」でどう紹介されてきたか」という視点から多数展示。中でも、押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料展示や、今回初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画は注目です。

 

造形作家として世界に多くのファンを持つ竹谷隆之氏が監修を手掛けた『風の谷のナウシカ』に登場する「風使いの腐海装束」と「朽ちゆく巨神兵」のジオラマを展示。写真撮影可能とのことなので、記念になりそうですね。

音声ガイドはナウシカ役の島本須美さん

本展を音声ガイドでナビしてくれるのは『風の谷のナウシカ』で、主人公ナウシカ役の声を務めた島本須美さん。当時のアニメにまつわるエピソードやウラ話を交えながら展示の見どころをナビゲートしてくれます。ナウシカや『ルパン三世カリオストロの城』のクラリスの名ゼリフも収録しているとのこと、楽しみですね。

※ 音声ガイドは有料、ガイド専用機/アプリともに650円(税込)です。

『風の谷のナウシカ』王蟲や青色のテトのぬいぐるみなど展覧会限定グッズも

展覧会特設ショップでは、1983年11月号のアニメージュに掲載された構想段階の“青色テト”を再現したぬいぐるみや、『天空の城ラピュタ』『風の谷のナウシカ』のアデリアグラスなど展覧会オリジナルグッズを販売、その一部を紹介します。

大判ハンカチーフ(魔女の宅急便/天空の城ラピュタ) 各1,650円(税込)

『天空の城ラピュタ』と『魔女の宅急便』の大判ハンカチーフは、サイズが大きいので、ものを包んだり、バンダナ使いにしても、少し肌寒く感じる時はひざ掛けにするのもオススメ、いろいろな場面で活躍してくれそうです。

 

アデリアグラス 各1,320円(税込) フリーカップ 各1,540円(税込) 豆皿 各1,320円(税込)

人気のアデリアグラスは『天空の城ラピュタ』と『風の谷のナウシカ』の全2種。青色のソーダ水にアイスクリームを浮かべたら、空を飛んでいるようにも。フリーカップと豆皿はともに『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『風の谷のナウシカ』の全4種。食器としてもインテリアとしても楽しめそうです。

 

ぬいぐるみ テト(風の谷のナウシカ) 11,000円(税込)

箱入りぬいぐるみ 王蟲(風の谷のナウシカ) 14,300円(税込)

黄色がかったボディにこげ茶色の縞模様で知られているキツネリスのテトですが、アニメージュ1983年11月号に掲載された構想段階のテトは青色だったそう。今回は、その“青色テト”を再現したぬいぐるみが登場。限定BOX入りです。

同じく会場限定の王蟲のぬいぐるみも気になりますね。

 

 

シネマピープルプレス編集部

 

 

名古屋の空にラピュタが!

また、4月22日~6月11日の期間中、『「アニメージュとジブリ展」AR特別企画 in 松坂屋名古屋店』が開催。「アニメージュとジブリ展」と新感覚街遊びAR(拡張現実)サービス「XR City」のコラボイベントで、アプリ「XR City」をダウンロードしたスマートフォンを、指定の場所や指定のモノにかざすことで、名古屋の空にラピュタをイメージした造形物が浮かび上がったり来場記念写真が撮影できたりと「アニメージュとジブリ展」とコラボレーションしたオリジナルARコンテンツを楽します。

コラボレーションメニューも

本展の開催を記念して、名古屋ささしまライブのストリングスホテル 名古屋では、4月29日~5月31日の期間ブッフェレストラン「シェフズ ライブ キッチン」に『「アニメージュとジブリ展」 コラボレーションメニュー』が登場!フランベパフォーマンスが楽しめる「火の悪魔のエステルヤード」や「コーンウォール名物!ニシンパイ風タルト」、「まっくろシュークリーム」など、魅力的なメニューが揃います。

 


そして、名古屋観光ホテル の「ル・シュッド」では、本展とコラボした限定スイーツ『主食は金平糖』が4月22日から発売。ふんわりと軽い真っ黒なシュー生地の中には、黒ゴマと白ゴマのカスタードクリームがたっぷり!まわりにはカラフルな金平糖が散りばめられ、見た目にも楽しませてくれます。チケット付き宿泊プランも開始されるので、そちらもお見逃しなく!

 

【MAP】松坂屋美術館 アクセス方法

【アクセス】  地下鉄名城線「矢場町駅」駅下車 、地下通路直結(5・6番出口)、または 地下鉄東山線「栄」駅下車 、16番出口徒歩5分 松坂屋名古屋店南館7F

 

「アニメージュとジブリ展」開催概要

イベント:アニメージュとジブリ展
期間:2023年4月22日(土)~6月11日(日)
会場:松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7F)
住所:〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号 松坂屋名古屋店 南館7F
時間:10:00〜18:00 会期中無休
※最終日6月11日(日)は17:00閉館
※入場は閉館の30分前まで
入場料:※前売券の発売は4月21日まで
一般・大学生 1,500円(前売 1,400円)
中高生 1,000円(前売 900円)
小学生 600円(前売 500円)
公式サイト:https://animage-ghibli.jp/
名古屋会場公式サイト:https://www.ctv.co.jp/animage-ghibli-nagoya/
公式Twitter:@animage_nagoya
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