朝から、そわそわしていました。
53年の歴史に幕を下ろすピカデリー最後の完成披露試写会「孤高のメス」で、冒頭にすこしだけ
ピカデリーについて思い出話を語ってほしいとのオーダーだったのです。
ピカデリーは、数え切れないほど舞台挨拶や完成披露試写会の司会をしましたからね・・
失敗談をあげたらきりがない。
映画ファンとしての思い出なら
二本立てを見に来ていた話。ピカデリー1のカーテンが開く時のワクワクする話。
舞台にたつものとしてはやはり、中部圏で600人収容する劇場で大きな舞台があるのはここだけ。舞台があるから舞台挨拶!これは前にも日記で書いた気がしますが、
司会をしているとよくわかるんです。
ステージをみあげてお客様が俳優達に声援を送る姿もよくみえるので
ゲストもやりやすいみたいです。
フラットな場所での舞台挨拶とは違う盛り上がりなんです。
映画は作品と同時に、誰とどこで観たのかというのはとても思い出になります。
だから、この最後の完成披露試写会は、作品「孤高のメス」、どこで「ピカデリー」
で観たというのはきっと心に刻まれると思う。
そんな話をしながら、映画の解説。
最後のほうはちょっと泣きそうになったしまいましたが、ガマンガマン。
映画鑑賞後は、命と人の繋がりを描いた「孤高のメス」に感動し、最後の最後、監督の名前がスクリーンに出たときああ、この場所で映画を観るのはほんとにラストなんだと
涙がでてきてしばらく席をたてなかった。
人との繋がり〜ピカデリーのラストに相応しい作品ですね。
メ〜テレアナウンサーチームも加わった。
ピカデリーは、5と6は数字がなくなりそのままピカデリーとして
営業を続けます。今後ともかわらぬご支援を御願いします。