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リーアム・ニーソンが魅せる男の美学にシビレる
『マークスマン』
『アイス・ロード』では巨大トラックを操り氷上を爆走！
怒涛のアクションで最強ぶりを見せてくれたリーアム・ニーソン。
今回は麻薬カルテルに追われる不法移民の少年を助けるため、、シカゴを目指してボロボロの軽トラックを走らせる！
やさぐれた元海兵隊員の親父と、メキシコ人少年の心の触れ合いにジンとして、残忍な麻薬カルテルとの決死の追走劇に手に汗握る。
アクションはちょっと控えめだけど、男の美学あふれるストーリーと、渋味の効いた演技にやられた。
主人公のキャラクター、孤独な親父×移民の少年の組み合わせは、どこかクリント・イーストウッド的。
しかも少年を連れてメキシコのワルに追われるロードムービーときたら、イーストウッド最新作『クライ・マッチョ』と同じでは⁉️と思ったら、監督は『硫黄島からの手紙』『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』などなど、数々のイーストウッド作品に製作のひとりとして関わり、イーストウッド主演で『人生の特等席』を撮ったロバート・ロレンツとわかって納得！
設定が似ているぶん、それぞれの個性が出てるから、2本の違いを楽しんで観るのも一興かも。
さて今回の写真はかわいいクマ型のグミと、渋いリーアム・ニーソンの異色のコラボを。
クマ型のグミは少年の好きなお菓子で、無骨な主人公が優しさを見せるアイテムでもあります。
2021年製作／108分／G／アメリカ 原題：The Marksman 配給：キノフィルムズ https://marksman-movie.jp[フォトdeシネマ]
映画ライター 尾鍋栄里子（おなべえりこ）
映画館バイト→雑誌映画担当→映画ライターと、人生の半分を映画業界の片隅で生きる名古屋人。
朝日新聞、中日新聞、フリーペーパーなどで映画紹介記事を執筆中。
映画フリーペーパー C2【シーツー】web版ブログ〝オー！ナイス！”不定期掲
