12人の怒れる男

12人の怒れる男という名作を知ってますか?
おもしろいですよね〜
  17歳の少年による殺人事件の裁判で、12人の陪審員中11人は有罪に投票するが、ひとりだけ証拠に疑問を持ち無罪を主張。白熱する議論と説得の中、ひとり、またひとりと無罪の方へ心が傾いていく…。
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   レジナルド・ローズのTVドラマの映画化で、テレビ版を演出した社会派の名匠シドニー・ルメットが監督。密室の中、決して名前が明かされることのな
い12人が、それぞれの心理状態や家庭環境によって評決が二転三転していくさまが実にスリリング。会話劇であるにも関わらず、ヘンリー・フォンダ、リー・
J・コッブ、ジャック・ウォーデンなどなど、いぶし銀のような名優たちの言葉による戦いは、まさに映画的で必見。(作品紹介から抜粋)
作品の時間経過も観賞時間と同じという徹底したリアリティ。あたかも自分がその討論に参加しているのでは・・・と思わせてくれる手に汗握る作品です。
なお、この映画に感銘を受けた三谷
幸喜が、後に記した戯曲が『12人の優しい日本人』で、こちらは日本に陪審員制度が設けられたという設定の下、やはり殺人事件の審議を行う密室コメディ劇
でした。

そして、様々な舞台でも上演され、2007年にロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフが舞台を
現代のロシアに置き換えてリメイク。images-1.jpg
ヴェネチア国際
映画祭で特別獅子賞を受賞したほか、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされています。継父殺しの殺人容疑がかかったチェチェン人少年の裁判をめぐり、
12人の陪審員がさまざまな思惑を交錯させながら審議を展開。回想シーンで少年の生い立ちが差し込まれるなど現代ロシアの抱える社会問題を浮き彫りにした、骨太な味わいのある作品で、個人的には陪審員長役のニキータ・ミハルコフ(監督でもあります)の選択とラストがとても心地よかった。
ロシアの歴史的背景を知っているとより楽します。

話がながくなっちゃったけど、

その「12人の恐れる男」の舞台版が名古屋でも上演されまして、シネマクルーズ+で共演している長谷川巧が出演するため、土曜日に行ってきました。
写真[2].jpgちゃんとやってるか〜(笑)とまるで、子供の発表会のような気分。
長谷川君は、スラム育ちだけど今は立派な実業家役(?)(チラシの右、13時の短針方向)
映画版をみていただけに、映像で語る部分をどうのようにするのか楽しみでしたが、
映像なしでもおもしろくて、グイグイ引き込まれていきました

ステージが円形という千種文化小劇場は、
この物語にはぴったりでした。
12人が大きな円形テーブルにすわって、討論する。
全員の表情が見えておもしろかった。
しかし、映画を同じく、2時間ちょいを休憩なしでやるんですものね。すごいね〜
体力も集中力もたいへんだわ。

さて、演劇は来月にヨーロッパ企画。
3月も上田さんの舞台を見に行きます。

みなさん精力的にチャレンジ中。わたしも踊りか三味線を復帰しようかな。見に来てくれる?


おいしい映画祭

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