目次
破天荒なロンがたまらなく愛おしい!
『ロン 僕のポンコツ・ボット』
ディズニーのマスコミ試写で鑑賞。
ヴィジュアルの可愛いさから、子ども向けの映画だと思ってたら、大人にも刺さる深面白い映画だった!
舞台はスマホよりハイテクなデジタル機能を搭載した<Bボット>で、誰もが仲間と繋がっている世界。
友達のいない少年バーニーと、不良品ボット ロンの友情と冒険が描かれる。
と、ストーリーだけ見るといかにもディズニーなんだけど、もともと20世紀アニメーション作品だからなのか、ロンのキャラクターが想像以上に破天荒w
最新式ロボット型デバイスなのにオンラインに接続できず、セキュリティ管理もされていないロンは、鶏を締め上げたり、包丁を投げたり、暴れ方がなかなかデンジャーw
やることなすこと無茶苦茶で、それが最高におかしくて愛おしい!
さらに楽しいだけじゃなく、SNS社会へのアンチテーゼも。
子供たちにとってはSNSで簡単に誰かと繋がるより、知らないことを教え合えたり、意見が合わなくてケンカしたり、ハメをはずしてはしゃいだり、目の前にいる相手と色々な経験を共有することが大切なんだなと改めて。
さて今回の写真は、バーニーとロンの好きなモノをイメージ。
石が好きなバーニーと、石よりも電気が好きなロン。
好きなモノが全く違う1人と1体がお互いを想う気持ちにグッときた。
2021年製作/107分/G/アメリカ・イギリス合作 原題:Ron's Gone Wrong 配給:ディズニー (C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved. https://www.20thcenturystudios.jp/movies/ron[フォトdeシネマ]
映画ライター 尾鍋栄里子(おなべえりこ)
映画館バイト→雑誌映画担当→映画ライターと、人生の半分を映画業界の片隅で生きる名古屋人。
朝日新聞、中日新聞、フリーペーパーなどで映画紹介記事を執筆中。
映画フリーペーパー C2【シーツー】web版ブログ〝オー!ナイス!”不定期掲