ヴィトルのびびっとくる映画Vol.34『83歳のやさしいスパイ』

Ola-!
どうも!ヴィトルです。

毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』に出演し
『OH! MY 情報局』のコーナーで最新の映画情報をお届けしています。

 

 

 

 

 

今回はアクションとは無縁の心温まるスパイ映画‼️
『83歳のやさしいスパイ』を紹介しました。

【物語】

83歳のセルヒオおじいちゃんが主人公です。
彼は妻を亡くし新たな生きがいを探していました。
そんなある日、とある探偵事務所の求人を見つけ応募します。
ミッションは老人ホームの内偵調査をする事!
老人ホームへのスパイだからおじいちゃんでなければいけません。
依頼人は老人ホームで入居している母親が虐待されているかもしれない、私物を盗まれているかもしれないという疑念から老人ホームでの生活の様子を毎日密かに報告してほしいという事でセルヒオがスパイとして入居するが…
そこで導き出した真実とは⁉️

おじいちゃんが奮闘するスパイコメディかと思えばまさかのドキュメンタリー⁉️
しかもスパイ役のセルヒオを始め出演者は実際に老人ホームに入居しているおじいちゃんおばあちゃん達‼️えっ⁉️みんな素人さんなの⁉️

入居者には映画の撮影が入ると事前に伝わっておりセルヒオがスパイという事は誰も知らない。
初めはおばあちゃん達がカメラこっち向いてるわよ!とか私たちの会話聞かれているわよ!とひそひそ話をしているシーンも使われており、次第にカメラに慣れてくる入居者達‼️
気が付けば本当に自然な画が撮れているんですよ!

映画としての山場は無いもののずっとほっこりさせてくれます。
そしてこの映画の良いところは老人ホームの生活が見られる事。
面会に誰も来てくれない孤独な現実を描いている所もあれば、80歳を超えて恋をするおばあちゃんや経験した事の無いスパイに挑戦する事で目的や楽しみを持ち活き活きしていく姿に思わず励まされます。

実際に3ヶ月間、潜入をしたセルヒオさんが最後の報告をするシーンでは老後の人生を考えさせられるヒントや親の介護のリサーチが詰まっていて心に刺さるシーンでした。
他人と距離を空けないといけなくなった世の中だからこそ、家族との距離を見つめ直す良いきっかけになる映画でした。

 

 

家族で観てもすっぱい(失敗)しないスパイ映画‼️
『83歳のやさしいスパイ』
現在公開中です。
是非劇場でご覧ください。

それでは。
また来週〜
チャオチャオ〜

 

2020年製作/89分/G/チリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン合作
原題:El agente topo
配給:アンプラグド

(C)2021 Dogwoof Ltd – All Rights Reserved

http://83spy.com/

 

ヴィトル

広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。

現在のレギュラーは、東海ラジオ 12:25-『OH! MY CHANNEL』内で毎週水曜日映画紹介を担当。

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