Ola-!どうも!ヴィトルです。
毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』に出演し
『OH! MY 情報局』のコーナーで最新の映画情報をお届けしています。
今回はコロナ禍で生まれた世の中のリアルを描いた熱い親子愛『茜色に焼かれる』を紹介しました。
【ストーリー】
1組の母と息子がいます。
7年前に夫が老人によるアクセルとブレーキの踏み間違い事後で死亡するが、その老人は元官僚で病気を理由に逮捕されず施設に入っている義父の面倒を見ながら中学生の息子をひとりで育てています。
経営していたカフェはコロナ禍で潰れ花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちでも家計は苦しく、そのせいで息子はいじめにあっている。
そんな理不尽な世の中が息子を追い込み始める…
この作品に対する熱量と社会的テーマが鋭すぎて圧倒されました。
明らかに現実で起きている出来事を映画の中でリアルに描かれていて、出口の見えないこの息苦しい世の中にまっすぐ向き合った作品となっています。
撮影も昨年コロナ禍で行われており、正真正銘コロナの影響を受けたからこそ誕生した作品となっているのでいろいろな気持ちが詰め込まれています。
なぜイライラしている人が多いのか⁇
誰のためにあるのか分からない理不尽なルールやマスクの中に隠された社会の闇のリアルで残酷な部分が描かれていて、正直不幸過ぎて目を背けたくなるような描写もありました。
ですが!逃げてはいけない、向き合わなきゃという気持ちにさせてくれます。
社会に対する怒りやジレンマという重めのテーマですが、怒りの熱量と親子愛の熱量が希望と笑いが混ざる事で丁度良く描かれていて2時間24分という超重量級の傑作ですが、先が見通せない”今だからこそ”観てほしい作品です。
誰しもが辛いはずなのに平気なふりを演じている苦しみの中にこそある”生きる意味’を教えてくれる‼️
がんばる母にエールを送る作品となっています。
是非『茜色に焼かれる』
劇場でご覧ください、それでは。
また来週ーチャオチャオ〜
■タイトル:茜色に焼かれる
■公開日:5/21(金)より全国公開
■配給:フィルムランド 朝日新聞社 スターサンズ
©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
出演
尾野真千子 和田 庵 片山友希 / オダギリジョー 永瀬正敏
スタッフ
監督・脚本・編集:石井裕也
『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ:朝日新聞社 RIKIプロジェクト
製作幹事:朝日新聞社 制作プロダクション:RIKIプロジェクト
配給:フィルムランド 朝日新聞社 スターサンズ
2021年/日本/144分/カラー/シネマスコープ/5.1ch R-15+
©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ akaneiro-movie.com
ヴィトル
広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。
現在のレギュラーは、東海ラジオ 12:25-『OH! MY CHANNEL』内で毎週水曜日映画紹介を担当。
東海テレビ「スイッチ」レポーター(不定期)