みなさん今日は何の日かご存じですか?今日2月22日はニャンニャンニャンの語呂合わせで「猫の日」なんです。そこで2021年に公開する映画の中から、猫好きにはたまらない「猫が活躍する映画」を厳選。One Frame Theater でもおなじみ のらくらさんのイラストと一緒に紹介します。世代を超えて愛され続ける最強コンビ『トムとジェリー』に、先日劇場公開が決定したスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』。少女とホワイトライオンの心の交流を描いた『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』、山﨑賢人主演の話題作『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』など6作品をピックアップ。主人公にそっと寄り添う見守り猫からギャップ萌え必至な相棒猫までバラエティ豊かな猫たちの活躍をお楽しみ下さい。
目次
『トムとジェリー』3月19日(金)公開
1940年に誕生し2020年に80周年を迎えたカートゥーンの界の天才コンビ『トムとジェリー』が、ついに実世界でクロエ・グレース・モレッツと共演!器用だけどツメが甘くてお調子者なネコのトムと見た目は可愛いけどずる賢くて容赦ないアーティストな一面も持つネズミのジェリーが繰り広げる本気のケンカ。舞台となるのは、ニューヨークの高級ホテル。そこでもトムとジェリーは大暴れしたうえ、世界が注目するウエディングパーティーを台無しにしてしまいます。そこで汚名を返上するためタッグを組むふたりは、無事に世界一素敵なウエディングパーティーを開けるのか?クビになりそうなホテルの従業員クロエ・グレース・モレッツ演じるケイラの運命は???
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『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』2月26日(金)より全国順次公開
『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』など数多くのドキュメンタリーを手掛けてきたジル・ド・メストル監督が南アフリカの社会問題である“缶詰狩り”をテーマに撮りあげたドラマ。ライオンファームの経営のため家族とともに南アフリカにやってきた少女ミアとファームで生まれたホワイトライオンのチャーリーが育む友情と冒険を映し出す。ライオンと人間との関係、南アフリカの大自然を、3年以上の歳月をかけて掬い取った本作。生まれたばかりのチャーリーは、モフモフしてて可愛く、勢いよくミルクを飲む姿やまくらを加える姿にホッコリ。わんぱく遊びたい期を経てミアと一緒に成長していく姿に胸が熱くなります。
伏見ミリオン座は3月12日(金)公開
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『アーヤと魔女』4月29日(木・祝)
『ハウルの動く城』の原作者で知られるダイアナ・ウィン・ジョーンズの「アーヤと魔女」をスタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションとして作った本作。孤児院で思うままに育った10歳の少女アーヤが、魔法を教えてもらうことを条件に魔女のベラ・ヤーガのもとで働きはじめるものの肝心の魔法は教えてもらえず、彼女は生まれて初めての「思い通りにならない」にぶつかります。そんな彼女に協力するのが、人間の言葉が話せ、魔法の秘密を知る黒ネコのトーマス。ベラ・ヤーガの作るマジナイが大嫌いで、いつも逃げようとしています。臆病だけど意外と図々しいところも。声を担当するのは、濱田岳。黙ってれば愛らしいのに…でもそのギャップが癖になります。新たなカットが追加される4月29日公開の劇場版も楽しみですね。
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『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』近日公開
ロバート・A・ハインラインのタイムトラベル小説「夏への扉」を山﨑賢人主演で映画化。将来を嘱望されながらも罠にはめられすべてを失った科学者が、人間にそっくりな世話型ロボットの力を借りて、未来を変えようと奮闘するお話。劇中で山﨑演じる科学者、高倉宗一郎の大切な家族として登場するのが愛猫のピート。演じたのは、キジトラの兄弟猫 “パスタ”と“ベーコン”。表情の愛くるしさでキャストやスタッフを和ませた緑色の瞳が印象的なパスタと、どんな場所ででも落ち着いて演技ができる安定感抜群なアクション担当のベーコン。2匹とも絶妙な演技を連発。それもそのはず、実は2匹とも岩合光昭監督作『ねことじいちゃん』(2019)にも出演(しかもベーコンは主役猫)。夏への扉を開ける前に、2匹の愛くるしい自然な表情を楽しむのもオススメです。
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『ボブという名の猫2 幸せのギフト』2021年公開予定
ロンドンでどん底生活を送っていたストリート・ミュージシャン、ジェームズの前に現れた一匹の茶トラの猫ボブ。人懐っこいボブのおかげで人生が一変した彼の実話を映画化したのが『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2016)。その続編『ボブという名の猫2 幸せのギフト』が2021年公開となります。なんといっても、この映画のすごいところは、実際にボブ自身がボブ役を演じているところ。ジェームズの肩にちょこんと乗って散歩したり、特技のハイタッチを見せたり、ジェームズが弾くギターの上で演奏を楽しんだり、それはもう愛くるしいのです。続編では、ベストセラー作家となったジェームズが実際にクリスマスに体験したエピソードが基になっているそう。
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『マーメイド・イン・パリ』公開中
独創的な世界観でフランスのティム・バートンとも称されるマチアス・マルジウ監督の初実写作品。恋の都パリを舞台に、失恋からすっかり恋する気持ちを失ってしまった主人公ガスパールと美しい歌声で男性を虜にする人魚ルラの恋がドリーミーに描かれます。そんな本作で、ガスパールの相棒として登場するのが、飼い猫のジョニー・キャッシュ。アメリカのカントリー・ミュージック界の巨匠と同じ名を持つジョニー・キャッシュは、ベルベットのように美しいグレーの毛並みをした猫。出番こそ少ないですが、主人公に寄り添いふたりの恋を見守ります。個人的萌えポイントはしっぽです。
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企画・構成・文 にしおあおい イラスト のらくら