俳優・波岡一喜

彼の名前を聞いてピンとくるひとはかなりの日本映画通。
5年前にパッチギ!でデビューして以来、話題作にひっぱりだこの名助演俳優なのです。
パッチギ!で注目された若手俳優は、いまや日本映画界にはかかせない存在ばかり。
パンパじゃなく厳しいといわれる井筒塾で特に新人は役者道をたたき込まれるそうです。
本作でデビューしたのは、小出恵介、波岡一喜さん。
塩谷君もこれが本格的に演技をしたのではないかな。

どの俳優も生きた演技をして、だれがいいとか選べないのですが、
特にいまだに印象に残っているのは波岡さんと尾上さん。
彼らはパッチギ!後、何本も映画にでていますが、「あ、パッチギ!の・・」って思いながら
まるで、親戚の子を想うように、がんばってね〜と心の中で応援してしまうのです。

尾上さんは「男塾」で会うことができたので、その時に「ファンです」とコクってみた。
不良の役のイメージが多かったけど、笑顔がかわいい好青年でした。

波岡くんは、まだあえないな・・
今日は、この波岡さんが出演する「フィッシュストーリー」と「ドロップ」をみました。

「ドロップ」はお笑いの品川佑の自伝的小説の映画化。品川ヒロシで原作、脚本、監督してます。
コレガ、期待以上におもしろかった。笑いの間がセリフに生きているんです。
映画的にドラマチックなシーンもあって、ホロリしちゃいました。
品川さんの自伝ということで、品川ヒロシ役は、成宮君。その憧れの友人たつやに水嶋ヒロ。
たつやの親友役を波岡くんが演じているのです。80年代に流行った45度メガネをかけたチームの陰のまとめ役。これが似合っているんですよ〜
あ、みんな中学生役(笑)
だけど違和感なしでした。http://www.drop-movie.jp/

続いて伊坂幸太郎原作×中村義洋監督の「フィッシュストーリー」
売れないパンクバンドの曲が時空をこえて地球滅亡を救うのです。
4つの時代の別の物語が一つの曲によって、繋がっていくラストはとっても爽やか。
劇中バンド「逆鱗」のうたう「フィッシュストーリー」がカッコイイのだ。
http://fishstory-movie.jp/
波岡くんは、1982年のシーンで登場する「呪いテープマニア」 の大学生役。
出番は少ないけど、存在感バッチリ!

あ、そうそう、「少年メリケンサック」では木村祐一の若い頃を演じています。
そっくりなんだよな。。

ということで、イケメン俳優という売り出しではないけど、
彼のような実力派俳優が日本映画を救うのです!
がんばってね〜

パッチギ!のキャストです。
参考までに。

塩谷瞬 Shioya Shun

高岡蒼佑 Takaoka Sosuke

沢尻エリカ Sawajiri Erika

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真木よう子 Maki Yoko

小出恵介 Koide Keisuke

波岡一喜 Namioka Kazuki

尾上寛之 Onoue Hiroyuki

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