本日鑑賞した映画。
ブラインドネス(日=ブラジル=カナダ合作)
(やっと)
PARIS(フランス映画)
252生存者あり(日本映画)
3本とももし自分が・・○○だったらと考えさせられる映画でした。
ブラインドネス。突然失明する伝染病が蔓延しパニックに陥った人々を描いていく。
突然、目が見えなくなったらどうなる?
恐怖を描いているのではなく体験させられた映画でした。
登場人物の失明の感覚を観る者にも伝えるため、ぼんやりした映像が多いのも特徴。
自分の目がぼやけて、何度も目をこすった。
でも、それは見事に演出だったのです。
全世界失明するなかたった1人だけ目が見える女性がいるのです(ジュリアン・ムーア)
劣悪な状態が1人だけ見えるのも辛いけど、その目を通じて見る側もおそろしい地獄絵図をみることになる。
極限状態となり、野生化した?人間とその街の風景は目を背けたくなります。
まるでゾンビの世界だよ。
それから音の使い方がうまい。人々の困惑した状況を表現するため、例え誰かがカ
メラに映っていても、他の誰かが話していたり、映像とは関係のない音が聞こえて来るという手法を使っている。
目が見えなくなった時、頼り
になるのは耳でしょ。音が生活する上で最も重要になりますからね。
今週、伊勢谷君にインタビューするんだ。
作品の中で日本人キャスト二人(伊勢谷友介&木村佳乃)がこんなに重要な役とはおもわなかったわ。
オープニングはいきなり伊勢谷君の失明からはじまるんだよっ。
クラピッシュ監督が描いたのは、憧れの都パリ・・ではなく華やかではないパリ。
いわゆるエッフェル塔やモンマルトルなどの観光
名所的なものも出てくるけど、それだけではなく、マルシェや商店などの庶民的なものも含めたパリ、というものをこの映画では描いているのだと思う。
さらに移民問題、ホームレスなど含む様々なダークな姿をみせていきます。
出演は、クラピッシュ映画では毎度おなじみのロマン・デュリスそして、国際派女優ジュリエット・ビノシュのほか、ファブリス・ルッキーニ、カレ
ン・ヴィラールなどなど。
ロマン・ポランスキーもびっくりの大人数の群像劇なので、映
画の中の一つ一つのエピソードを紹介しようと思うと、あまりに多すぎる。もうすこし削ってもよかったかも。
伊藤英明主演の「252生存者あり」は、期待以上に面白かった。
バックドラフトを超えたか?どうかな?
いきなりのパニックシーンのつかみはスゴイ。
自然はまったなし、容赦なしで人間を襲う。
映像も躊躇しないで、情け無用のパニック映像をこれでもか!と見せつける。
日本映画でここまで見せるとはね、しかもあの「舞妓Haaaa〜〜n」と同じ 水田監督とは思えない仕事ですわ。
水田監督&英明インタビューは来週。聞きたいこと山ほどですわ。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=8641