山田洋次監督と野上照代さん

昨日まで開催のあいち国際女性映画祭2008で
土曜日に名作日本映画
「母べえ」の上映とゲストトークショーの司会をしました。
巨匠、山田洋次さんがいらっしゃるとのことで、チケットは即完売、ほぼ満員に近い状態。
ふつーは上映が終わると3分の1は帰ってしまうそうですが、今回はほとんどのかたがのこっていらっしゃいました。さすが!!

母べえは黒澤明監督作品のスクリプターを長年務めた野上照代さんによる自伝的ノンフィクション小説「父へのレクイエム」の映画化。
太平洋戦争直前の昭和15年が舞台に、治安維持法により投獄された夫を待ちわびながらも、2人の娘のために激動の昭和を生き抜いた母親(母べえ)の物語。
今の自分がどれだけ幸せか、恵まれているか、自由なのか・・。
吉永小百合さん主演、浅野忠信、壇れい、板東三津五郎、鶴べえ師匠など錚々たる俳優が名を連ねています。
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原作者の野上さんは現在81歳。(写真左)
本映画祭の運営委員も務めていらっしゃいます。
黒澤映画のほとんどのスクリプターをしていた人です。
スクリプターというのは、記録係ですが、監督の秘書と私は解釈しているかな。
監督が、最も信頼するスタッフのひとつ。エンディングロールでは4番目か5番目には名前が載っていますよ。こんど注意してみてね。

怖い人かな・・とおもっていたら大間違い。
相手のことをとても気遣い、優しい目で話してくださいます。
ユニークで、人を楽しませるのもお好きみたい。

山田監督は、舞台挨拶や記者会見では何度もお会いしていますが、
いつも取り巻きのかたも多く気軽に話せません。
あの寅さんを世に送り出した人と思うとさらに緊張するし・・。
今日は、ちがった。
和気あいあいとしたムードで、いや、もっとリラックスしたかんじ・・親戚のおばあちゃんとおじいちゃんと団らんしている、そんな雰囲気の中トークショーの打ち合わせをしたんです。いやあー通常なら信じられませんね。

どんなことを話しましょうか?
松岡さんは何が聞きたい?
松岡さんが率直におもったことでいいですよ。
どのシーンがすきでしたか?
ボクは父の死を伝えるシーンがすきなんだよ。
浅野君いいでしょ?

ステージでも同じような調子でお話くださったので、ホッとした。
山田洋次監督http://cinema-magazine.com/new_kantoku/yamada.htm

実は、このトークショーの司会進行をするのは当日の朝9時に聞いたのよ。
それまでは、お二人が勝手に話すから前振りだけでいい。といわれていたのものですから、
それゃ、気を抜いていたよ。
台本なんてないから、話す構成をたてなくちゃいけないし
母べえは1月にみたきり。あわてて、DVD をみたり、プレスシートや以前の記事をさがしたり、
突然のメールでの依頼にあたふたしてしまった。
めちゃ不安になって、
松竹の支社長に直電して、泣きついてしまいました(*_*)

そんなん、いつものまつおかはんらしく、なんでしたらええねん。な〜んもびびることあらへんで。
ふつーのおっちっゃんとおばあちゃんやで。
ぼくもいきますから、しんぱいないって。いつものでええんや。

この言葉がどんなに力強かったことか。
有り難うございました。

Iサン、Fさん、Yブッキー、松竹チームに感謝。
舞台進行のちかもありがと☆

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