サッド・ヴァケイション

月曜日は映画「サッド・ヴァケイション」の舞台挨拶でした。
浅野君とは4年ぶり〜!

いつも思うんだけど、ほんとフツーなんです。Img_3478

いま、TVで流れている瑛太と長瀬くんとの携帯のCMの演技と、インタビュー中、楽屋トーク中も同じトーン。もちろん舞台の上でもかわらず。
映画では演技していないわけじゃないんだろうけど、作り込まなくても絵になるんだよな〜とおもった。

その浅野君が青山監督のデビュー作「Helpless」で演じた「健次」という役柄の(劇中の)その後が気になって、監督に「健次はどうなるの?」と聞いたところから、この続編の企画がはじまったそうだ。

彼のあまりにも自然な日常性が、犯罪という非日常性に模られた世界の中で一際輝き、その素の人間臭さは、瞬間的な狂気の衝動に圧倒的なリアリズムをもたらすのでしょう。
今回の健次もおどろくほど優しく、驚くほど狂気的だ。

浅野くんは10年後の健次をどう演じるか自分なりに相当作り込んだそうです。
10年たって、同じように10年の月日が流れた同じ役を演じるというのは難しいことだ。

今回の映画は青山監督らしいといえばらしいが、らしくない・・つまり作風がすこし変わったとおもう。

今までは冷たく、固い感じがしたのに今回は暖かみを感じてしまう。驚くことに観客とコミュニケーションのとれる映画になっているではないか!
母性をテーマにし、包み込むような優しさがあふれているけど、それが逆に怖いと思わせてしまう演出は監督ならでは。
しかし、笑いや優しさは以前はなかったはずだ。固くて、冷たくて。
とよた真帆さんとの結婚が監督をかえたのだろうか。
ちなみにとよた真帆さんも出演してます(^.^)

浅野君はオダギリジョーとの共演について、「彼はかっこいいんすよ、座っていても立っていても様になる。
それに、疲れたらつかれたという素直なとこがうらやましい。俺は身近な人以外に疲れた?って聞かれたら疲れてないっすよといってしまうから」

で、前にオダギリ君に目標の人を聞いた時、「浅野さんです。だってかっこいいじゃん」といってましたので
その話を今日、本人(浅野)にしたら、「やばいっすね。御法度ですね」と・・笑いを誘っていました。上手い!

メジャー作品だとおつきの人がワンサカいて、
あれだけこれダメっていう。このギャップがなんだかおもしろい。
俳優さんを守るというのも大事なのですが、もう少し話させて欲しいな。
舞台挨拶時の盛り上がりを考えると楽屋での世間話は必要なんです。

あ、話がそれた。

http://www.sadvacation.jp/サッド・ヴァケーション
伏見ミリオン座にて9月中旬公開。Photo_10

おいしい映画祭

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