知世さんと正敏さん

今日は映画「紙屋悦子の青春」の初日で舞台挨拶の司会でした。Img_1986

本作は、あたしのNO1映画だ。二位が「ゆれる」。
感想は、何から話していいのかわからない。
俳優に見所は?って聞くオバカさんなインタビュアーがいるけど
俳優のほとんどが「全部」と答える。
その時の気持ちと一緒かな。
戦時下に生きる人たちは、いつ死ぬかわからない。そんな恐怖と戦いながらもその時を一生懸命生きている。家族がひとつの食卓を囲み、話すことは戦争の話だけど、なぜかそのやり取りが楽しい。紙屋家の日常を描いているので、まるで自分もその場所、その時代にいるような感覚になる。不思議だ。

悦子の兄の後輩。つまり悦子が恋心を抱く明石少尉が出撃すると紙屋家に最後のお別れにやってくる。そのときに悦子は「ご自愛ください」というのです。
ご自愛くださいと。沖縄に行くということはもう生きて戻れないということ。
この台詞に映画のテーマが垣間見えました。

本作は、戦争を庶民の視点から静かに、そして鋭く描き出してきた、黒木和雄監督の遺作だ。
監督とは湯布院映画祭で「美しい夏キリシマ」のインタビューしたのが懐かしい。
私の拙い質問に一生懸命答えてくださいました。穏やかな人でした。

淡い恋心を抱きながら、もう一つの愛を貫く女性を見事に演じた
主演の原田知世さん。芸能生活24年。ナント!今年で40歳!とてもキュートかわいいでした。永瀬さんは「隠し剣鬼の爪」以来だから2年ぶりですかね。ときめき相変わらずおしゃれさん。燕尾服をイメージしたJKにワークブーツ、ニット帽を深くかぶって季節を先取り。実は、いつも永瀬さんのファッションを密かに楽しみにしているのだ。

「紙屋悦子の青春」は名演小劇場で公開中。

名演小劇場の入り口には社長が丹誠込めて育てたお花がラインナップ。
あまりにもかわいいので写真を撮っちゃった!Img_1983
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おいしい映画祭

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