スパイク・リーとデンゼルが4度目のタッグを組んだ「インサイド・マン」とは!?324190thumb002_2

マンハッタンの銀行で強盗事件が発生し、犯人グループのリーダー、ダルトンは人質全員に自分たちと同じ格好をさせるという陽動作戦をとりますが、犯人からは何の要求もなく、硬直状態のまま7時間が経過。「なぜ、動かない?何かがおかしい・・・」と捜査官がそう思い始めた矢先、女性交渉人( ナゴシエイター ) が登場。
手に汗握る心理戦の結末と、犯人の本当の目的とは一体・・・?324190thumb004_2

・・と、これは今までのクライム・サスペンスの通常パターンだね。でも、違うんです! THE iinside man=中にいる者の目的が明らかになったとき、そのサスペンスは新たな領域に足を踏み入れていきます。ラスト間際からたたみ込むように襲ってくる疑問。かつてこれほど幾重にも巧妙に張り巡らされた犯罪サスペンスがあったでしょうか?!
謎解き・駆け引き、そして伏線も張り巡らされているので、隅々までしっかり目をこらしてほしい。作り手がいかにして観客の注意をそらすか!これは本作の脚本、演出においてスタッフ陣の最大のポイントだったそうだ。
なるほど、納得。    タイトルこそがヒントなんだ〜。くやしい騙された。
監督は人種問題をはじめとする社会派ドラマで一時代を築いた『25時』のスパイク・リー。本作では彼独自のフィルターを通しながら、徹底的に娯楽映画に仕上げている。監督と『マルコムX』以来タッグを組んだデンゼル・ワシントンが主人公の捜査官役に、そして銀行強盗を「クローサー」のクライブ・オーウェン、交渉人をジョディ・フォスターが演じているほか、銀行の会長役には「サウンド・オブ・ミュージック」のベテラン俳優クリストファー・プラマー、現場を仕切る警部にはウィリアム・デフォーなどハリウッドを代表するアカデミー賞俳優、演技派たち豪華キャストの手に汗握る演技合戦も必見。

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