世代を超えて愛されるHYの名曲「366日」をモチーフにした映画『366日』。1月10日の初日から、3か月以上経った今も公開が続き、累計観客動員数は200万人を突破!興行収入も25億円超えのロングランの大ヒットになっています。

赤楚さんの「皆さんこんにちは」という挨拶に「こんにちわぁ〜」と呼応する会場。終始楽しい時間が流れていました。
その大ヒットを受け16日、ミッドランドスクエア シネマで行われた大ヒットロングラン御礼舞台挨拶に主演の赤楚衛二さんが登場。
温かい拍手と歓声に迎えられた赤楚さんは、観客の「おかえり」という呼びかけに「ただいまです」と笑顔を見せると「ミッドランドスクエアシネマといえば、学生時代に『パラノーマル・アクティビティ』を観に来てました。シートがね革で、ちょっとゴージャスだなって思いながら過ごした思い出の場所でもあるので、こうして皆さんの前に立てることが感慨深いです」と、喜びを語りました。
本作は、沖縄出身のバンド・HYの名曲からインスパイアされたオリジナルストーリー。赤楚さんは、主人公の真喜屋湊(まきや・みなと)役として、20年に渡る物語に深みをもたらしています。
昨年夏の撮影、そして今年1月の公開から3ヶ月以上のロングランヒットという軌跡を振り返り、プロモーション活動での思い出を聞かれると、「(美海役の上白石)萌歌ちゃんがXで弾けてたのが印象的(笑)」と冗談を交えつつも、「バラエティ番組に出演させていただいたり、HYさんの生演奏付き舞台挨拶があったり、本当に楽しいプロモーションでした」と明かし、中でもHYの生演奏には心を揺さぶられたようで、「めっちゃ感動して泣きそうになりました」と振り返りました。
舞台挨拶では、事前に観客から寄せられた質問に答えるコーナーも。

次のうるう年までにやっておきたいことは?という質問に「マッチョになっていたい!」と赤楚さん
「2028年の閏年の2月29日は何してる?」「33歳最後にやっておきたいことは?」といった質問に、飾らない人柄が垣間見える回答で会場を沸かせました。
ちなみに次のうるう年の2028年2月29日には「免許証かパスポートか何かしら僕の大切なカードを更新してる」と赤楚さん。「なんだったっけー?どのカード(が更新が必要か)かめっちゃスッキリさせたいのに手元にない(からわからない)」と、もやもやした表情に観客も共感している様子でした。
さらに、映画の内容にちなんだ質問も飛び出し、「湊と美海が、笑顔で海中道路を自転車で走るシーンが大好きです。どんな会話をしてたんですか?」という問いには、
「あそこはセリフがなかったので、実は『どっちが早く自電車で走れるか勝負しようぜ!』という話をしていました(笑)。女の子だから、手加減しないといけないのに。一度、本番で思いっきり漕いでみたら圧勝しちゃって、後半の(本編に)使われるか使われないかのところで速度をあげて…ドローン撮影でHYさんの『AM11:00』が流れて、すごく爽やかなシーンになりました」と、撮影の裏話を披露する場面も。
また、役の参考にしたことや、影響を受けたことは?という質問には「参考にはしてないんですけど、寝っ転がって、自電車漕いで、音楽を聴くっていうところは、某バスケット漫画が浮かびました。あっ、似てるなって」と明かしました。

「マジで暑くて、ヤケドするかと思った」と振り返った海辺のシーン。「でも全然暑そうな顔してないですよね?」と言いながら腕をポンポンと叩いてみせると、観客の温かい反応に赤楚さんも照れくさそうな顔で「みんな優しいな。地元だから」と笑顔を見せました 。
故郷・名古屋についての質問
「名古屋に帰ってきたー!と思うのは?」との質問には、「新幹線から名古屋駅に降りた瞬間、匂いが違うんですよ。僕、鼻が敏感なのか、地元の香りっていうのがあるんですよね。それを嗅ぐと『ああ、名古屋に帰ってきたな』って実感します」と、地元愛溢れるエピソードを披露。
さらに、舞台挨拶前にひつまぶし弁当を堪能したことを明かし、「名古屋に住んでた頃は、そんなに食べてなかったから、今日は贅沢させてもらいました」と笑顔を見せました。
映画『366日』は背中プッシュ作品!
最後に、映画『366日』について「背中を押してくれる作品」と表現し、「恋愛だったり人生経験だったり、色々しんどい思いをすることがあると思うんですけど、過去が助けになったり支えになったりする。この映画は、そんな皆さんの背中を押してくれる作品になっているんじゃないかなって思います」と、熱いメッセージを送りました。
【赤楚さんからのメッセージ】
「今日は名古屋で皆様にお会いできるということで、最高の身体でお会いしたいなと思って、朝7時からジムに行って、そのまま皆様に会いに来ました!
だから姿勢めちゃくちゃいいです。
僕、『366日』っていう作品も、HYさんの思いから作られて、こうして長い間皆様が愛してくださったからこそ映画という作品になって、それをまた皆様がこうやって何度も見て愛してくださったおかげで、僕も、こうやって、名古屋で皆様とお会いすることができて、ほんとに感謝でいっぱいだなって思います。
そしてね、これからBlu-ray・DVDの発売もありますので、これからもずっと『366日』を愛していただけると嬉しいです。」
そう最後に感謝の言葉で締めくくった赤楚さん。舞台挨拶中も、観客の声掛けに、思わず素の表情が飛び出したり。退場時には、なごりおしそうに手を振る観客に、お手振りで応えていた赤楚さん。舞台挨拶は大盛況のうちに終わり、次なる地へと旅立ちました。
映画『366日』は大ヒット公開中!
そして6月25日(水)に Blu-ray・DVD発売&配信も決定!
切なすぎるラブストーリーをスクリーンでも、DVDでもたくさんたくさん楽しんで!
取材・文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)
作品紹介
【ストーリー】世代を超えて愛される名曲「366日」からインスパイアされた映画オリジナルの純愛ラブストーリー。2003年、沖縄に住む高校生・湊(赤楚衛二)は、同じ高校の後輩・美海(上白石萌歌)と出会う。
同じ音楽が好きな2人は自然と惹かれ合っていき、湊の卒業式の日に告白し付き合うことに。
母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが、「いつか湊先輩が作った曲、聴きたいです」という美海の言葉に
背中を押され、東京の大学へ進学。2年後、美海も上京し湊と再会、東京での2人の幸せな日々が始まる。
音楽会社に就職が決まった湊と、通訳という自分の夢に向かって頑張る美海。
「こんな幸せが、365日ずっと続きますように」そう願っていた2人。
しかしある日、湊は突然別れを告げ、美海のもとを去ってしまう――。
沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切なすぎる純愛ラブストーリー。
作品名:『366日』
主演:赤楚衛二
出演:上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ、
稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平(友情出演)、石田ひかり(友情出演)、
国仲涼子、杉本哲太
inspired by HY 「366日」
主題歌:HY「恋をして」(Polydor Records)
監督:新城毅彦 脚本:福田果歩 音楽:日向萌
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 松竹
公開:2025年1月10日(金)
©2025映画「366日」製作委員会
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/366movie/
公式Twitter、Instagram、TikTok:@366movie
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