イッセイワールド

12452今日の試写室は、早朝だったわ。「トニー滝谷」でイッセイさんが来名しインタビューをするのですが、まだ映画を見ていなかったのです。だから早起きして、朝の9時に我が家の試写室で見たわけです。絵画のような映像と坂本さんの音楽で朝から心地よい気分になりました。少ない台詞、動きの少ない映像、緩やかにシーンが変わっていく・・。
お会いしてすぐ正直に、イッセイさんに、「一言で感想が言えないのです。あてはまる言葉が出てこないのです」といったら、「僕もそうそう!見てすぐには感想が言えない映画だよね」と。
映画は、村上春樹作、市川準監督で、音楽が坂本龍一。そしてイッセイさんの共演は宮沢りえちゃん。
二人の演じていない演技がよかった。
一人二役演じる楽しさは?と質問したら、役者は役にはいってはいけない。自然に役にはいるから一人で何役できてあたりまえ、一つの役に入り込む人もいるけど僕は違うといっていた。さすが一人芝居を貫いてきた人だけあるご意見です。
今回もトニー滝谷とその父の二役を見事に演じ分けています。
トニー滝谷という名前の日本人の孤独な男。最愛の人を見つけ孤独から脱出しますが、その幸せもつかの間だった・・。。
幸せの中にある孤独と不安でしかたがない非孤独。これは誰にでもあることだと思います。
全体の色調や空き地にステージを組んでそのステージ上で撮影するとか、全編、村上春樹ワールドの朗読の最後に演者のセリフをかぶせるなど、画期的なことにたくさん挑戦してます。
メイキングもみるとおもしろいよ。(メイキングもシネマテークで3月公開します。)
りえちゃんはトニーの奥さんを演じていている。主婦業をしっかりこなし、夫をこよなく愛す。しかし、高価な洋服を無駄に買い続けるの。自分に足りない物を補うように洋服を買ったしまうと台詞になるのですが、これは大きく共感してしまった。
あと、お買い物シーンはすべて膝下のみ。そこがとても印象的だったの。こんなに買い物しても満足できない、という意味なのかしら。「靴に恋して」って映画にもあったけど、女子は自分に合う服や靴を見つけることによって心の隅の空間をうめているのよ。(・・汗)
29インチのテレビの試写室(笑)じゃなく、ちゃんと大きな画面でみにいってこよっ。

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