大友克洋監督in名古屋〜ショートピース

これはすごい。

トップクリエーターによる豪華な4本の短編映画です。
武器よさらば、GANBO 、九十九そして
武器よさらばの原作は20年前に大友監督が書いた物をメカニックデザイナーとして絶大な人気を誇るカトキハジメがメガホンをとりました。この原作を熱く語るカトキさんにショートピースの企画をされた大友さんが、「じゃ、君がやれば」と言われたとか。
全く違いテイストの作品ですが、テーマは「日本」
彼らの描く日本は美しくも恐く、そして不思議。
4本のうちの一本「火要鎮」が大友克洋監督作品です。
これがもう、江戸絵巻っていうのですか。
スクリーンの上下に柄があってね横長なんです。だらか絵巻なんですよ、ほんとに。
主人公のお若が隣に住む松吉に想いを寄せているのですが、他の家に嫁りする前に彼への思いを募らせる切ないシーンなど
表情も、しぐさも、そして小物に至るまで細かいこだわりがすごいんです。
おひきずりをスタッフに着させて動きによって変わる着物の表情を研究されたり、
鬘は立体的にみせるためCGで再現するなど、長編映画をとるのと変わらない労力をかけたそうです。
お若の結納の品々もいろんな意味があるんだろうな・・・
とにかく火事場のシーンもすごいスペクタクル。
圧倒されました
大友さんはすごく気さくで。
お話しも面白く、ずっと一緒にいたくなるとても魅力のあるかたでした。
大友.jpg
7月13日から公開。

おいしい映画祭

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