プロレスVSプロレス

12月6日お誕生日だ!今日はなんにも予定をいれずにゆっくり過ごそうっと。
12月4日土曜日は、プロレス映画三昧だった。昼間はシアターペルルで「MASK DE 41」主演のトモロヲさんのトークショー、夜は「お父さんのバックドロップ」で主演の宇梶剛士さんの舞台挨拶。見た人はわかると思うけど二本とも笑いと涙のプロレス・ヒューマン・ファミリー・コメディなのだ。登場する(架空)プロレス団体、キャストなどがどっちがどっちか混ざらないよう、実は内心間違えないようにドキドキしていたのだ。tomorowoukajiお父さん〜のほうは宇梶さん演じる下田牛之介とその子供一雄、牛之介と父、松之介との親子ドラマがメイン。一雄はプロレスラーの父が大嫌い。プロレス興行のため母の(妻)の死に目に会えなかったことを今でも恨んでいる。そんな親子関係をプロレスに通じて埋めようとする父の姿をえいがいたファミリードラマ。二人を取り巻く人々がかなり個性的でお気に入りは、牛之介の父を演じるのはチャンバラトリオの南方さん。泣けるシーンにぼそっとボケギャク言うのが可笑しくてたまんない。いるだけで存在感があるってこういう人のことをいうのね。宇梶さんは、あの大阪名物ハリセンチョップを師匠から直接受けたんだって!宇梶さん曰く顔面に受けた瞬間、目の前が真っ白になるくらい痛かったそうですよ。でもその場はスタッフにも受けていたので笑ってごまかしたとか(笑)。ホントは痛いんだね〜。
宇梶さんて体は大きいけどなんだか可愛い人だった、舞台挨拶の最後の挨拶で感極まってウルッル(涙)してました。
主演のお二人はプロレスラーの体を作るために12キロ〜13キロの増量、かなりきつい肉体改造をしたとか。お父さん〜のほうは肉体美というよりお腹がちょっと出た中年プロレスラーという体作り、MASK〜の方は、監督が大のプロレスファンということもあって妥協は許されなかったようで、田口さんは1年かけて肉体改造。最初は「気合いだぁ=」の浜口さんの道場に週4回往復4時間かけて自宅からかよい、後半は個人トレーナーによるトレーニング。なかでもロープをつかった受け身のトレーニングがかなりきつかったそうです。毎日5食の間にプロティンと卵一パック!!映画のクライマックスシーンでガウンを脱ぎ、1年かけて作ったその肉体美が拝めますよ!1年かけて作った体は一年かけて元に戻るんだって。なので、撮影から3年たった今ではあの肉体美は跡形もなくぷよぷよだそうです(爆笑)。MASK〜は最初からプロレスラーじゃないの。会社からも家族からもバカにされ自信喪失してしまった41歳のサラリーマンが男の再起をかけ学生時代憧れたプロレスラーになるために、プロレス団体を立ち上げ闘っていく。それは自分のためでもバラバラになった家族のため闘う・・のだ!だから劇中でもよわっちぃそうな細身のサラリーマンが徐々に逞しい体になっていく様が描かれているので、肉体改造のあたりはドキュメンタリーですね。
田口さんとはいじりいじられぼけつっこみと、最高に笑えるトークショーになった。登場して数秒で田口ワールドを作っちゃうんだもん。サスガです!

おいしい映画祭

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