映画監督の卵たち〜名古屋ビジュアルアーツ卒業制作上映会に向けて

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12月末日、タレントの平野裕加里ちゃんが、講師をつとめる名古屋ビジュアルアーツの映像学科の卒業制作映画を見て評価するという、責任重大なお役目をしてきました。

劇場公開商業映画だとゼロ号試写ですね。

映画監督や、講師のみなさんがビシバシ!意見をいう中、なんだか場の空気が読めなくて一本目終わりはのらりくらりと批評してしまった。

いつもメディアでは批評をするのではなく、紹介をしているし、
監督や俳優にはインタビューをしてよさを聞き出し、映画を宣伝する橋渡しをしているわけで
批評をするなどとんでもないと思っていたのです。
どちらかというと、アカン映画の良さを見つけるということを数十年やってますからね。

努力して作っていても映像には直接反映しないので作り手としては悩ましいところなのですが、
でも一生懸命さやチームワークの良さは見る側にすごく伝わるんです。
あ、ここかなり力入れたな!とか
この組はすごく仲がいい、悪い。とか。
某作品を見たときに監督と主演の折り合いの悪さが映像に出ていたときにそういうことを確信したのです。

生徒のみなさんより倍以上生きているということは倍以上映画を観ているので
観客としての意見は言えるのかなと思ったのは二本目を観賞したあと。

商業映画でも、もう少し映像をつまんで整理したら時間も短くなり見やすくなるのになとおもったり、
音楽のタイミングや、カメラワークがなんだか落ち着かない映画だと思うことはよくあります。


今回みなさんの作った映画を4本みて、わたしこそが勉強になったのです。
上映会の前ですから、まだ修正できる時間がある。編集可能なわけですものね。

4本みたけど、うち2本はなかなか力作でしたよ。
平野が母親役で出演していた映画が好きです。
役者たちもうまいな〜と思ったら!学校の生徒さんだった。

1月26.27芸文で一般自主上映するそうです。

愛知県芸術劇場小ホール

1/26(土)・27(日)

開場/12:30 開始/13:00

くわくしくはコチラ。

映画は見せていただきましたが、ほかの作品も見ていたいなと思ってます。
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おいしい映画祭

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