アルモドバル×ヴァンデラス

「アタメ私をしばって」以来22年ぶりにアルモドバル作品に復活したヴァンちゃん。

ジョージ・クルーニよりも実は、じつは大好きな俳優なのです。
ハリウッドにいってからも好きだったけど、アルモドバルのようなアブノーマルな作品に出ることはなくさらには最近は、ネコの声だったので寂しく思っていたら、
アルモドバル作品に戻ってきてくれてよかった。
人工皮膚の開発に没頭する天才形成外科医ロベルをえんじているのですが、アブノーマルで狂気な執着心に満ちた役柄で大満足です!82_large.jpg
12年前に妻が不倫の果てに自殺、娘もその6年後にレイプされていた・・・
どんな残忍なシーンでも無表情を通すことでロベルの感情の欠如を表しているため、淡々とした演技を披露するヴァンちゃん。それが異様なムードを作り上げているのだ。
アルモドバルの女性を謳歌した映画も好きだけど、アントニオヴァンデラスとのコンビは欠かせないということがこの映画で証明されたと思います。
ロベルの実験台になり監禁されている美女。この女性との奇妙な関係をうまく時間軸をつかって解き明かしていく。
近未来的なセットやD&G、シャネル、ディオール、プラダ、ジャン・ポール・ゴルチエによるラグジュアリーブランドが衣装協力しているのも注目。
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映画において一番インパクトのある衣装、ヒロインが身に付けるモジモジ君、
全身肌色のボディースーツはジャンポール・ゴルチエがデザイン。衣装店が映画公開にあわせて開催されているのでぜひ見に行ってね。
ゴルチエの独自の感性で描かれた映画の世界観のイメージは迫力満点。


【「私が、生きる肌」パネル展 情報】
日程 : 2012518()610()
場所 : ジャンポール・ゴルチエ銀座店
住所 : 東京都中央区銀座5-6-16 銀座西五番館12コピー ~ 0003.jpg

映画は6月2日より 伏見ミリオン座、TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて公開

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