子どもたちの未来のために「みんなのおいしい音楽祭」想いが集う熱い夜に潜入!

夏も終わりに近づく8月23日の夜

春日井市民会館では地元アーティストたちによるチャリティーライブが行われていた

タイトルは「みんなのおいしい音楽祭」

シネピーでも応援している「おいしい映画祭」から生まれた音楽イベント

学校給食でしかお腹いっぱい食べられない子たちが、安心してご飯を食べられるように、そして未来の子どもたちの笑顔のために、始まったプロジェクトです。

この日、春日井市民会館に集まったのは9組のアーティスト。愛知の音楽シーンを盛り立ててきた紅白出場の実力派アーティストから、これからの活躍が楽しみな期待の新星まで、バラエティーに富んだ顔ぶれ。

みな、子どもたちの未来のために…、何か力になりたいと、今回の参加を決めたそうです。

二部構成で行われた「みんなのおいしい音楽祭」

進行役に、ZIP-FMで長年ナビゲーターを務め、現在はフリーで活躍するラジオパーソナリティーの堀江美穂さんを迎え、夏の夜を彩るライブが始まりました。

力強い太鼓の響きで華やかな幕開け

第一部では、地元・春日井市に拠点を置く「転輪太鼓」で幕開け。力強い太鼓の響きが会場いっぱいに広がります。

続いて、会場を盛り上げたのは、Twins Dance Studio のキッズダンサーたち。

大勢の観客の前で、躍動感たっぷりに踊り、最後のポーズもカッコよく決めると、大きな拍手に包まれました。

そして第一部のラストを飾るのは、春日井市を中心に活動する、プリンセス破天荒「姫-HIME-」さんによるイリュージョン。ストレッチを取り入れたマジックで、観客の身も心もほぐしつつ、華やかなイリュージョンで会場を沸かせます。

名古屋の音楽シーンをけん引するアーティストたちによる熱い夜

続く第二部のトップバッターはBANTY FOOTによる熱いパフォーマンス。「Light It Up」で、幅広い年代の観客が集まった会場を盛り上げると「心が折れそうになったらこの曲で明日の活力にして下さい」と「交差点」を披露。バトンを、NEO HEROにつなぎ、MEGAHORNが後に続きます。熱いリリックと、フェスに来てるようなグルーヴ感、ペンライトやスマホを使った演出を交えながら、一体感を演出していきます。

続いて、村屋光二さんが登場!素敵な歌声で、しっとりと聴かせます。後半は、Crystal Boy (nobodyknows+)さんと一緒に。こういう、いろんなアーティストのコラボレーションが楽しめるのも音楽祭のいいところ。

会場のボルテージが最高潮となってきたところで、最年少RIKUが登場!躍動感あふれる歌声で観客を煽りつつ、トークで盛り上げ、コールアンドレスポンスも。会場も、その掛け合いを楽しみつつ、ペンライトやうちわ、タオルで応えます。新曲「Silence」ではファンクキッドからバックダンサーが、カッコイイパフォーマンスに会場も大いに盛り上がっていましたよ。

そして「ルパン・ザ・ファイヤー」で登場すると、鮮やかに会場中のハートをかっさらっていったSEAMO。ヒーローのように登場し、圧倒的な存在感で会場を魅了。DJを務めるTAKAOは『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』の夷腕坊役で映画にも出演しているんですよ。そんな彼が、DJプレイで、会場をさらに盛りあげていきます。続いての曲『Cry Baby』では、RIKUも舞台袖で一緒に口ずさんでいたと、共演アーティストが明かしていました。

いちばん大事なのは子どもたちの笑顔

トークでは、お腹いっぱい食べたくても食べられない子どもたちの現状に触れ、「いろんな問題あるけれど、いちばん大事なのは子どもたちの笑顔だと思いませんか?」とコメント。集まった観客に感謝の気持ちを伝えつつ、さらなる支援を呼び掛けていました。

そして、「アベンジャーズを呼んでもいいですか?」と会場に呼びかけると、KURO(HOME MADE 家族)さん、SOCKSさん、Crystal Boyさんがステージに、4人で「ON&恩」を歌いあげ、地元ソングに沸く会場。最後は、アーティスト全員で作り上げたチャリティソング「Each one Teach on」を初披露し、会場と記念撮影をしました。

今回、会場で初披露されたチャリティソング「Each one Teach on」は、配信やCDの売り上げの収益の一部が「愛知県子供が輝く未来基金」に継続して募金されるそう。プロデュースしたのは、DJ RYOW & Growth 。出演者たちによる思いやりのリレー(OMOIYA RELAY)で、子どもたちの未来にバトンが繋がれます。

〝OMOIYA RELAY(思いやリレー)〟で支援の輪を

このイベントは、今後も継続される予定だそう。「子どもたちの「食」を支援しつつ、継続して思いやりの輪を広げたい!」本祭のプロデューサー山﨑さんは、そう語ります。現在、支援に繋がるクラウドファンディングを行っているそうなので、記事を読んで興味を持った方は、ぜひ。

「みんなのおいしい音楽祭」応援プロジェクト!

そして、12月には第二回目となる<おいしい映画祭>が!

「おいしいシーン」が劇中に登場する短編作品を、映画業界の第一線で活躍するクリエイターたちが事前審査を行い、受賞作を映画館で上映する<おいしい映画祭>。豪華ゲストを迎え、2022年12月にミッドランドスクエアシネマ2で行われた映画祭が、12月2日と3日の二日間同劇場で開催されます。

短編映画コンペティションには、今年も続々と力作が寄せられているそう。

8月20日にはプレイベントで『高野豆腐店の春』のトークショーも行われ、豆腐が食べたくなる映画の裏側をトーク。映画祭開催に向け、シネピーでもいろいろ盛り上げていく予定なので、お楽しみに。

「おいしい映画祭」公式サイト
https://oiceiga.com/

「おいしい映画祭」公式X(Twitter)はこちら

取材・文 にしおあおい (シネマピープルプレス編集部

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