今回は、7月16日に開催された「おいしい映画祭in浜松」にて上映された『アイスクリームフィーバー』の感想です!
「アイスクリームフィーバー」
オープニングから「これは映画ではない」というテロップから始まり、相当尖った作品が上映されるのでは?と思っていましたが、とても優しさに溢れた避暑地的な涼しい作品でした!
「おいしい映画祭」にて、監督のトークショーも実際に拝見しましたが、とても優しそうな方で、監督自身の優しさがスクリーンから滲み出ているような作品でした!
同じ時間帯、同じ街で暮らす人間のドラマが少しづ交錯していき、みんなにそれぞれのドラマがある。
『ナイトオンザプラネット』『スパゲティーコードラブ』などの僕の好きな作品を彷彿とさせる様な、僕の大好きな愛おしい作風でした!
撮り方、魅せ方、演出、の無限の可能性と自由さが本当に広がっていて、僕自身の勉強にもなりました。
一回観るだけで全ては分かるのは僕にはできませんでしたが、なぜだか何度も観たくなる魔法が今作にはあって、大きな起承転結やわかりやすいオチがあるわけでも無い作品なのですが、今作の世界観は可愛くてずっと居たいと思わされました。必ず2度目を観に行こうと思います。絶対見方や、解釈も変わってくると思うので。
僕なんかが人のセンスに対してとやかく言う資格もないですが、今作は、広告やCMの制作に長いこと関わってきた千原監督のセンスが終始光っています。アート系特有の小難しさが無くて、ファンタスティックがあり、可愛らしかったです。
誰かの幸せは、誰lかの不幸なのでしょうか。周りにいませんか、なんかズルいやつ。嫉妬してしまう相手。
離れてゆくものと、離したくないものがうまくいかない劣等感まみれの自分の日常も、ずるいなぁと思うアイツも、周りの人間の生き方、とりあえず<日常>というもの自体を全て肯定してくれて、肯定したくなる作品です。
また必ず観に行きます!
では、また次回!
ゆーと。
映画観賞:年間200本
将来は映像監督めざしています!初の短編映画製作しました。Twitter @yutomiyake
映画『アイスクリームフィーバー』 監督:千原徹也 エグゼクティブプロデューサー:千原徹也、山本正典、木滝和幸 プロデューサー:勝俣円、塚原元彦 宣伝プロデューサー:小口心平 脚本:清水匡 音楽:田中知之 撮影:今城純 原作:川上未映子「アイスクリーム熱」(『愛の夢とか』講談社文庫) 主題歌:吉澤嘉代子「氷菓子」 吉岡里帆 モトーラ世理奈 詩羽(水曜日のカンパネラ)/ 松本まりか 配給:パルコ ©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会 映画公式サイト:icecreamfever-movie.com 映画公式SNS:@icecreamfever