ゆーと。のピースオブシネマVol.30『スパイダーマン アクロスザ スパイダーバース』

ゆーと
ゆーと
エモい…?
アニメは自由!可能性は無限大!
「これでもか!」と映像の暴力に殴られる。

こんにちは!ゆーと。です。

今回は『スパイダーマン アクロスザ スパイダーバース』の紹介です。

『スパイダーマン アクロスザ スパイダーバース』

前作に引き続き、いろんなスパイダーマンが登場し、複雑なメタバースの中でノンストップで進む世界観はユニバのアトラクションに乗っている時みたいでした!

実は、実写の「スパイダーマン」もアニメの方も、全然観ていなかったのですが、今作にはいい意味でかなり期待を裏切られました。
日本のアニメに見慣れている僕からすると、ここまでコミックの世界に忠実に迷い込める様な作画の迫力とダイナミックさとボリュームに驚きました。たまに作画の独特なアニメを観ると、若干酔ってしまったりもするのですが、今作は派手でアグレッシブルなのに、そんなことにならない絶妙なラインが僕の感覚ではちょうど良かったです。
作中の、悲しいシーン、楽しいシーン、喜怒哀楽がいろいろありますが、
例えば、悲しいシーンなら青や薄紫を基調としたしっとりした画になる様に、シーン全体やカット全体がそのシーンに合った鮮やかな色に一気に染まり、新しいアニメーションを浴びました。他のどのアニメでも観たことのない演出で、挑戦的な世界観にアニメーションの自由さ、無限大さ、破壊力を強く感じました。

複雑なメタバースへの理解に時間を要して難しいなぁと思いましたが、要所要所でクスッと笑えるジョークがいっぱいあって、アメリカ的なノリ?も楽しめました。
”抹茶グリーンティー”のくだりが好きでした。

肝心のストーリーも無駄がなくて、人間関係の描き方もナチュラルで現代味のあり、親近感が沸きました。やはり、ヒーローにもヒーローなりの苦悩があり、戦い抜いていく姿には、どのヒーロー映画をみてもグッとくるものがありますね。

アニメは日本と思っていましたが、アートに振り切った今作には固定概念を吹っ飛ばされました。
音楽もかっこいいので是非、轟音の映画館で観てください!

では、また次回!

作品紹介

【ストーリー】愛する人と世界を同時に救えない<哀しき定め>を知ったマイルスは両方を守ると誓うが、その大きな決断がマルチバース最大の危機を引き起こす。 <運命>に抗うスパイダーマンVS全てのスパイダーマン、史上かつてない戦いが始まる!

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
監督:ホアキン・ドス・サントス ケンプ・パワーズ ジャスティン・K・トンプソン
脚本:フィル・ロード&クリストファー・ミラー デヴィッド・キャラハム
声の出演:シャメイク・ムーア ヘイリー・スタインフェルド ジェイク・ジョンソン イッサ・レイ ジェイソン・シュワルツマン ブライアン・タイリー・ヘンリー ルナ・ローレン・ベレス ヨーマ・タコンヌ オスカー・アイザック
日本語吹替版:小野賢章 悠木碧 宮野真守 関智一
日本語主題歌:LiSA「REALiZE」
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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公式サイト: https://www.spider-verse.jp
公式Twitter: @SpidermanMovieJ

プレゼントページ

話題作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』より海外版ポスターを2名様に!

ゆーと。

映画観賞:年間200本
将来は映像監督めざしています!初の短編映画製作しました。Twitter @yutomiyake

 

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