コクリコ坂から〜鈴木P

コクリコ坂から7月16日公開

先日、スタジオジブリの最新作 鈴木プロデューサーにインタビュー。

鈴木Pは名古屋出身というのをあまり世間には知られてないようですが、名古屋人なのです。
インタビューの前はなぜかいつも名古屋事情からはじまる・・w
車道にある徐州という中華料理屋。おかあちゃんがパンチパーマで腕をふるい、
娘はちっきちゃきで一度見たら忘れられないほどのインパクト。
もちろん味もバツグンにおいしいの。鈴木Pは昔はよくここに通っていたんですよ。
そんなはなしからはじまった今回の取材。
鈴木敏夫.jpg
今回のジブリはファンタジー要素は排し、1963年代の日本の横浜港町に住む少女と少年の恋と友情物語。
原作は、1980年に「なかよし」という少女漫画雑誌に連載されていたもの。
その昔、いまや日本はもちろん世界中のアニメーターに影響を与えている、宮崎駿、エヴァの庵野さん、押井守、飯田馬之助さんらが一緒に
(スゴイメンバーだ!)原作の「コクリコ坂から」の一編を読み夜な夜な話の続きを想像し語り合ったそうです。
そして次の日、単行本を買ってきてその後を確認したらまったくみんなで考えていたことと違った・・なんてエピソードが。
それから何十年もたち、昨年の年末に鈴木Pと宮崎さんがこの作品のことを思い出し、企画を進めたそうです。
いつかは青い山脈をやりたいというのがおふたりの夢で、その序章ともいえるのがコクリコ坂からなのです。
高校生たちが、明治時代から建っている愛着のあるクラブハウスの取り壊しを学園側から阻止しようとする奮闘ぶりは、
若さと熱気にあふれていて、ちょっと羨ましかった。
なんでもはっきり自分の考えを発言し、そして行動に移す。
誰かがやるじゃなくて自分から進んで行動を起こす。この映画の舞台から50年近くたつけれど
いま必要なことがこの映画に描かれているような気がした。
鈴木Pもインタビュー中に学生時代を思い出したのか、悪ガキだったころの話を色々してくれた。
この映画の舞台と同じ1963年ころにちょうど高校生だったのでドンピシャ世代。
自分の体験を駿さんに話したそうですが、それがいかされたかどうかは定かではないらしい(笑)
手嶌葵ちゃんの歌声がこの映画にマッチしすぎて、最後はポロっとなかされてしまった。
葵ちゃんのうたう「あさごはんのうた」にのって主人公の海が台所で朝食の支度をするオープニングシーンが好き。すごく躍動感に溢れているんですよ。ワクワクするのだ。この曲きいて朝はめざめたい。
手嶌葵.jpg
この歌集はオススメします。昨日発売!


◆7/6 スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」発売決定!

手嶌葵が歌う映画「コクリコ坂から」の世界。主題歌、挿入歌を含む全13曲。

スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」

<発売日>2011年7月6日(水)全13曲入り ¥2,400-(税込)YCCW-10156

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