まだ中学生?

もう中学生というお笑い芸人がいますが、違います。

中学3年生にして劇場公開長篇映画を撮ってしまった
仲村颯悟監督。やぎの冒険という映画です。19日からシネマスコーレで公開。
8歳からビデオカメラを手に短編映画をとりつづけその作品の数は30本以上。
「やぎの冒険」は短編映画「やぎの散歩」があり
そこから長編映画と発展したのです。
今までは友だち同士で撮っていたのがこんどはプロが相手。
脚本も、照明もすべてプロ。
中学生が監督というころでいやがる職人もいただろうに、そのあたりは敏腕プロデューサーのお人柄もあるだろう。14歳にして自分の意見をきちんといえる監督はプロとして、職人たちが認め、そしてみんながタイマンはった映画になった。
インタビュー前は、きっと映画オタクな生意気ななんだろな、とおもっていた。
あってみるとほんとにほんとに親戚にいそうな丸刈りの中学生。
しかも洋画はほとんどみたことがない、すきな映画もそんな語るほどでもなし。
ふつーにドラえもんとかみて過ごしたそうな。仲村.jpg
沖縄にはやぎをたべる文化がある。都会から来た少年はそれがショックでたまりません。ある日少年が泊まっている家のヤギが逃げ出した。ユーモラスかつシリアスな追いかけっこととともに
やぎによって私たちは生かされているんだという、食だけじゃなく、生きるということも実感する成長物語となっています。
アドリブセリフは監督が演出、そのばで台本もかわることもあったそうです。
14歳で大人たちを仕切るのはすごい度胸ね。ときいてみたら
最初はドキマギしてカットの声も「カカカカカ・・・ットォ−」って小声だったけど
最後は大声で言えるようになりました。とにっこり爽やかな笑顔。
あ、この子、作ってないな〜
取材が終わったとたんに、バッグからコーンパンと卵パンをとりだし、むしゃむしゃ。
どうやらテレビの取材だろうが彼にとっては部活の一部なのかもしれませんね(笑)
でも映画はほんとにいいよ。
そんじょそこらの、映画よりよっぽどいい。
やぎもかわいいよ。
ほんとに食べちゃうの!?ってわたしも主人公と同じくすごく戸惑いました。
「ヤギの冒険」
監督は14歳の中学生!
シネマスコーレで絶賛公開中。

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