朝から英国王



今日はオピリーナとショッパーの締め切り日。あさからパソコンに向かってブツブツひとり喋りデス。

いまアカデミー賞最多ノミネートで話題になっています「英国王のスピーチ」のコラムを書いているのですが、何度見ても感動して原稿書きどころじゃないですわ。

現エリザベス女王の父親であり吃音に悩んだジョージ6世の、知られざる実話を基に描いているのですが、本当に脚本がクレバーで、物凄い傑作に仕上がっているのです。

普通の人と同じように欠点や弱みを抱えているこの王様にとても親近感が湧いた。英国王室のお話しなのにこの人間くささが素晴らしいのだ。

それと深い愛情と友情がこの映画の最大のポイント。

型破りな治療をする療法士ライオネルとジョージ6世が、衝突を繰り返してお互いを受け入れていく様は友情の本質をも映し出していくのです。

ライオネルは王にとってはじめて本音が言える友人、しかも平民でオーストラリア人!最後ふたりはその後も友情を育んだというテロップにもう一度泣かされました。

それと最近ではコスプレものの悪キャラがめだつヘレナ・ボナム=カーターですが、おおらかでほんわりした妻を演じています。ヘレナ本領発揮ってとこですね。

この名優たちのアンサンブルがそのままラストのスピーチに繋がっていくのです。

朝からこんなに感動してしまった。ソーシャルもいいけど、英国も捨てがたい!どうなるんだろね。いまからアカデミー賞が楽しみで仕方がない。

おいしい映画祭

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