今週の映画「ブレッド・トレイン」

ヴィトル

Ola-！
映画ナビゲーターのヴィトルです。

毎週水曜日は東海ラジオ

『OH! MY CHANNEL!』の番組内で最新の映画を紹介しています。

今回は途中下車させてもらえない殺し屋たちとの新幹線の旅を描いた『ブレット・トレイン』を紹介しました。

「物語」

舞台は日本。主人公は仕事復帰を果たした殺し屋レディバグ（ブラッド・ピット）です。
レディバグはスパイとかに付けられるコードネームなのですが、日本語に訳すると”てんとう虫”という意味でてんとう虫は幸運をもたらすと言われています。
しかし彼の場合はその真逆で世界一運が悪く、自分の周りの人がどんどん不幸になっていく。
そんなとにかく運が悪い殺し屋のレディバグはある日、とあるミッションを引き受けることに‼️
その内容は東京駅発の新幹線に乗り、カバンを盗む。そして次の駅、品川駅で降りるという簡単な仕事‼️のはずが…次から次に乗ってくる身にお覚えのない殺し屋たちに命を狙われ新幹線を降りようにもなかなか降りられない。
最悪な状況の中、新幹線は10人の殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都に向かうが果たして途中下車できるのか⁇
そしてなぜ殺し屋たちは集結しているのか⁇

今作はめちゃくちゃ面白かった。
まずオープニングからノリノリな選曲で始まり、各駅毎に個性が強すぎる殺し屋達が次々乗ってくる。
そしてなぜこの列車に乗ってきたのかをちゃんと面白く説明してくれた上で殺し合いを始めて行くので前情報が無くても楽しめるし、R-15指定なのでギャグのようにバッタバタと人が死んでいく。
それをコメディタッチで描いているので笑えますし、ハリウッドが描く日本はツッコミ所満載でした！

アクションの描き方も素晴らしかった‼️

“静”と”動”の使い分けがすごく上手に描かれていてレディバグは世界一運が悪いので突然殺し屋たちに出くわし襲われていく。
なので気持ち的にもバタバタですし、その場しのぎでペットボトルを投げたりアドリブの様なアクションをしていく。
それに対し真田広之さんのアクションシーンでは要所要所にスローモーションを入れ刀を使った静寂な雰囲気を表現している。
その対比がめちゃくちゃカッコよかったです。

アクションの中にもリズムを作る事でちゃんと観客を飽きさせないように作り込まれています。
そして新幹線が京都に向かうに連れて殺し屋達の過去が”連結”されていた事、繋がっていたことが明らかになっていく。
ストーリー全体にいろんな伏線が張り巡らされていて最終的には全部回収してくれるので爽快な気分にさせてくれる作品です。

本当に楽しかったですよ〜

ヴィトル

それでは。
また来週〜
チャオチャオ〜

作品詳細

ヴィトル