クレイジーズ

きゃー!

みたー!
A.ロメロが1973年に発表した
ザ・クレイジーズのリメイク。
細菌兵器の影響で凶暴化した住民が互いを襲い始めた町を舞台に、感染者の恐怖と、感染封じ込めのため町ごと焼却しようとする軍隊の狂気を描く。
監督は『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』のブレック・アイズナー、オリジナル版監督のロメロも製作総指揮に名を連ねています。

細かい演出、映像美、恐怖にみちた表情の切り取り方、なにかあるぞ〜〜と見せかけて何もない緊張感・・・
ホラーサスペンスの恐怖感を期待する観客を存分に満足させてくれる一本です。

見終わった後、ホラー好きライターさん、シネクルの相棒長谷川君とべた褒め。
ホラー嫌いな宣伝ウーマンはきょとんとしてましたけどね(笑)




 アメリカの田舎町で殺人ウイルスが蔓延して大惨事が起こるという、設定は『アウトブレイク』のような細菌パニック映画。
この映画のウイルスは一風変わっていて、感染した人は頭がおかしくなって人殺しを始めてしまうんです。でもゾンビになるわけじゃなく、外見は普通の人のままなのです。
 タイトルが『クレイジーズ』ですから、人間が狂って人を殺しまくる映画かとおもいきや、実はしっかり人間ドラマあり、社会問題もえがいているのです。  町を隔離し、住民達を一ヶ所に集める為に、軍の防護服部隊が派遣されてくる。わけもはなさず住民達を、強制的に連行し始めます。ただ問答無用に連行して、反抗すればその場で殺す。なにがなんだか、住民たちと同じく観る側もわかりません。
グイグイこの物語に引き込まれていき、その理由がわかってからも緊張感はとけぬまま。
次から次へとクレージーズ  たちに襲われる主人公の身を案じながら、
みていたせいか、体がガチガチになり筋肉痛になっちゃったよ!
今年の東京国際映画祭でも特別招待作品でもあります。

おいしい映画祭

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