わたしの可愛い人シェリ

20世紀最後のフランスの女流作家 であり、美容家、舞台女優の
シドニー=ガブリエル・コレットをご存じ? 

代表作は「ジジ」と「シェリ」
「ジジ」のブロードウェイ版はペプバーンを発掘したことでも有名。
最初に結婚した夫と名を連ねて処女作「クロディーヌ」を出版。
その後、浮気者でバイセクシャルな夫と離婚してパントマイム、踊り子としての活躍をはじめ、常に恋する女性だったそうな。
次に、結婚した男爵との間に子供が生まれこの時40歳。
50歳でシェリを発表。なんと、ここで義理の息子と恋に落ち・・また離婚。
 その後は、17歳年下の男性と再々婚。その間に同性愛も謳歌したそうな。
58歳の時に作家の頂点ゴンクール賞の審査委員長を務め
81歳で他界したときは、女性初の国葬が営まれたそうです。
そんなコレットの本はほとんどが自分の経験をもとに書かれているのですが、
「シェリ」は、義理の息子との恋がベースになっているのかしら。 
ジャン・コクトーからはスキャンダルに次ぐ、スキャンダル甘美なる怪物とよばれるほど彼女の恋の人生は波瀾万丈だったそう。poster_cheri_de-8b47f.jpg 
さて、そんなコレットの原作が映画化になりました。
百戦錬磨のベテラン元高級娼婦レアと19歳にして女遊びに余念がない美少年シェリ。
シェリの母親もレアと同業者で、軽薄な息子をレアの愛のレッスンで改心させ、金持ちと結婚させようという魂胆。
1906年。短い期間だけど、ココット(高級娼婦)たちが、美貌と、文化教養、さらに経済の知識も持ち、パリの社会の中で最も輝くセレブと称されてきたのです。
 そのココットの中でも絶世の美女とされていたのがレア。レアは、恋におぼれることなく、賢く、誇り高く生きてきた。
レアはシェリを心から愛してはいけないと知りながらも、不覚にも6年間暮らしてしまう。シェリに結婚話が持ち上がったときに、はじめてレアはこの恋は一生の愛と気づくのです。 
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このレアをミシェル・ファイファーが演じているのですが、まぁ、美しいこと。53歳にしてこの美貌。首のシワもありません!!
48歳でシェリと暮らしはじめたわけですから、いやはや私にもこのチャンスはあるってこと?!
シェリは、ヴァンパイア映画にでてくるような美少年。透き通る肌、妖しいほど美しい青年。「ヴィクトリア女王」のルパート・フレンド君。
このシェリの意地悪で毒舌家の母親は「ミザリー」のキャッシー・ベイツ。
自分はもう、色気も美貌も落ちてしまうが、レアの美しさに嫉妬しつつリスペクト。
彼女の言動は、老いという恐怖をもつ女性ならだれもがドキっとしてしまう。
レアの香水を嗅ぎながら、歳をとると肌に張りがなくなると香水もよく肌にしみるわねぇと嫌みを言う。
おもわず、自分の体を確認しちゃいましたよ(笑) 
監督は「危険な関係」「クィーン」のスティーヴン・フリアーズ。ウィットに富んだ群像劇が上手い!

10月23日より名演小劇場にて公開

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