カメレオン

今から30年ほど前、故松田優作主演の「探偵物語」で脚本家デビューする前の丸山昇一が書いてお蔵入りになっていた「カメレオン座の男」。それが黒澤満プロデュースにより、
阪本順治監督、主演藤原竜也のコラボレーションで蘇りました。

http://www.c-leon.jp/

藤原さんといえば15歳のとき蜷川幸雄の「身毒丸」で舞台デビュー。それ以降もハムレットなど多数の蜷川作品に出演しているけど、意外にも映画出演はすくないんだよね。
監督は、「どついたるねん」「顔」「KT」「ぼくんち」「亡国のイージス」「魂萌え」と男の美学から女性の内面までをビビットに描く天才。今回はCG なしのガチンコアクション!
男の色香を匂わせ新たな藤原竜也の魅力を引き出すことに成功しています。

ぴあ主催の試写会では終了後に監督とのティーチンが行われました。
みなさん質問してくれるか心配だったけど、藤原ファンらしき年配のオネー様たちが
盛り上げてくださったおかげで、監督もご機嫌。笑いの絶えないティーチンとなりあっという間の30分でした。

藤原さんの魅力は「友達がいなそうなところ、俺と同じ匂いがした。」だそうです。
たしかに同年代の俳優と比べると、イイ意味で浮いてますよね。
主人公の伍郎も25歳にしては若者らしくないんだよね。
伍郎は25歳にして想像を絶するような人生をおくっているのです。チャイナタウンのマフィアにいたとか、傭兵の訓練を受けたとか・・・あり得ない、なぜ?と思ってもそこはファンタジーとして受け止めてくださいな。アウトローな映画にイチイチつっこみはいらないのです。
谷啓さんらベテランによる喜劇シーンは大笑いしましたけど、後に人生のはかなさ、哀れみを感じた。
この映画はアクションシーンにも笑いのツボがあって、婦人警官の姿のアクション女優が藤原君相手に本気で闘うんです。
最近ここまでアクション女優さんが目立って闘う映画がないので実に新鮮なのよ。
志保美悦子をおもいだしましたよ〜なつかしい!

ネタバレするからこのへんで終わり。
ハードボイルドな映画なのに私がなぜ本作でよく笑ったか・・
それは、映画好きにはたまらない日本映画のよさがありふれていているから
嬉しくて笑ったのです。

来週は阪本監督のもう一本の映画「闇の子供達」の取材があり、来月はティーチンも予定されています。タイの闇ルートで取引されている臓器販売、幼児売春、人身売買といったタブー視されているテーマに果敢に挑んでいます。
まったくテイストの違う作品を作るとはまさにカメレオン監督だ。

ポスターの前でパチリ☆
わたし、妊婦みたいじゃないですか?
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