Ola-!
映画ナビゲーターのヴィトルです。
毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』の番組内で最新の映画を紹介しています。
今回はとあるきっかけで当たり前の生活が奪われてしまったクルド人の家族を描いた『マイスモールランド』を紹介しました。
皆さんはクルド人って聞いた事ありますか?
クルド人は『国家を持たない世界最大の民族』と呼ばれていて、埼玉県には2000人ほどのコミュニティが存在しているが日本でクルド人が難民認定された例はこれまで無いに等しいそうです。
今作はそんな難民申請”不認定”を題材にした作品です。
「物語」
幼い頃から日本で育った17歳のクルド人のサーリャは埼玉県の高校に通い学校の先生になるために勉強に励む、日本人と変わらないごく普通の高校生活を送っていました。
しかし、ある日サーリャたち家族の難民申請が不認定となり在留資格を失ったことから埼玉県から許可なく出る事も働く事も出来なくなった。
果たして彼女が日本に居たいと望むこは”罪”なのだろうか?
世界中で難民問題についてのニュースを目にする機会が増えてきた今日この頃、日本にもたくさんの難民の方が住んでおり難民申請を認めてもらえない人もいます。
そんな状況の中でも日本にしか来る場所が無くてやってくる人たちもいるんです。
そういう人たちの存在を僕も含めほとんどの人が知らない‼️
知っているから何かしてあげられる訳でも無いかも知れませんが、知ってしまってからではもう”無視”は出来なくなりますよね。
難民申請が認定されたとしてもそこから言葉が通じない国ではお金を稼いで生活をしていかないと生きていけない新たな”戦い”が始まります。
外国人の話だけど日本に住む皆さんにも関わってくる事ですし、難民問題をベースにしつつもしっかりと高校生の悩みや葛藤を描いた青春映画にもなっていてすごく見やすくほっこりするシーンも多い作品です。
難民問題について考える良いきっかけとなりますのでより多くの人に観て頂きたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
来週もチェックお願いします。
それでは。
また来週〜
チャオチャオ〜
ヴィトル
広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。
■ 『マイスモールランド』 ■5月6日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開 ■ (C)2022「マイスモールランド」製作委員会 ■配給: バンダイナムコアーツ ◉ 出演:嵐莉菜、奥平大兼、平泉成、藤井隆、池脇千鶴、韓英恵、サヘル・ローズ ほか 監督・脚本:川和田恵真 企画:分福 制作プロダクション:AOI Pro. 共同制作:NHK FILM-IN-EVOLUTION(日仏共同制作) 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会 製作:「マイスモールランド」製作委員会 配給:バンダイナムコアーツ ©︎2022「マイスモールランド」製作委員会 2022年/日本/114分/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー/デジタル 公式HP: mysmallland.jp 公式Twitter:@@mysmallland
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