映画ナビゲーター・ヴィトルのびびっとくる映画Vol.66『ベルファスト』

Ola-!どうも!
映画ナビゲーターのヴィトルです。

毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』の番組内で最新の映画を紹介しています。

今回は第94回アカデミー賞で脚本賞を受賞した話題作『ベルファスト』を紹介しました。現在公開中です!

「物語」
北アイルランド・ベルファストに暮らす9才のバディは仲の良い家族と友人たちに囲まれて充実した毎日を過ごしていました。
しかし、1969年8月15日バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。
プロテスタントの武装集団が街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。
住民すべてが顔馴染みでまるで一つの家族のようだった町は、この日を境に分断されていきます。
暴力と隣り合わせの日々のなか、バディと家族たちは故郷を離れるべきかの決断に迫られる…

いろんな意味でタイムリーな今作は監督を務めたケネス・ブラナーさんの幼少期の記憶を映像化した自伝的物語になっています。
実際に起きた悲劇を題材に扱っているのですが、この映画の凄いところは子供からの目線で写しているんです。

なのでカメラの位置も低く大人を見上げるカットもあれば、正直子供からすれば実際に何が起きているのか分からないじゃないですか?
どんなに周りが揉めてようと楽しい時は楽しいし、でもなんでか分からないけど自分の故郷はどんどん破壊されて大人達は暴力的になっていく。
子供の目線にはしっかりと両方写っているし実体験だからこそ苦しいだけではない日々のドラマが描かれているのが今作の素晴らしい所だと思いました。

内容は悲しいけれど紛争中に主人公のバディが発した一言で劇場が暖かい笑いに包まれたり、心温まる家族愛も描かれているのでほっこりするシートもたくさんあります。

そして今作はほぼ白黒で描かれています。
白黒になっているお陰で乱暴なシーンは生々しくならずに観られますし、どこか白黒写真で歴史を学んでいる気持ちにもなります。

ただ、あるきっかけでカラーになる時もあります。
それは、少年バディの心がときめいた時だけ色づく!

 

 

 

 

 

どんなに殺伐とした社会でも好きなものを見つける事で世界は色付き始めるんだよ!というメッセージも込められていると僕は感じました。

たしかに自分の好きな物は鮮明に記憶に残ったりしますよね!
僕は24時間経てばほぼ忘れちゃいますが。笑

それでは。
また来週も見てくださいね〜
チャオチャオ〜

『ベルファスト』

2022年3月全国ロードショー

配給・パルコ ユニバーサル映画

© 2021 Focus Features, LLC.

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製作・監督・脚本:ケネス・ブラナー

出演:カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ

ジュード・ヒル

2021年/イギリス/ビスタサイズ/98分/モノクロ・カラー/英語/5.1ch

原題『Belfast』

伏見ミリオン座。ミッドランドスクエアシネマほかにて公開中

ヴィトル

広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。

現在のレギュラーは、東海ラジオ 12:25-『OH! MY CHANNEL』内で毎週水曜日映画紹介を担当。

 

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