エリコのフォトdeシネマ♪ Vol.67『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』⁣大ヒット中!

雑誌を映画に!?斬新なアイデアと世界観にハマる
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

 

自分が影響を受けたものへの愛を映画へと昇華させ、観る人も楽しませる数少ない監督の1人、ウェス・アンダーソン。

彼が高校生の頃に出会ってのめり込んだ雑誌「ニューヨーカー」と、フランスの映画や文学への想いを詰め込んだのがこの映画。

亡くなった編集長の遺言で廃刊が決まった架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」。
その最終号に掲載される1つのレポートと3つのコラムを映像で描く、まさに観る雑誌!
こんなアイデアを思い付いて、実際に映画にできるなんて、ウェス・アンダーソンぐらいじゃない?

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』以降、7作全部追っかけてきたけれど、実は『犬ヶ島』以外いまいちハマらなかった私。

でも今回は完璧に計算された構図と色彩、細部にまで美意識を貫きながら、サイズもカラーも自由に変わる画面が、こだわって作られた雑誌そのもののようで、ページを捲るように進んでいく感覚にワクワク。

情報量が多すぎて深く理解はできていないけれど、独特な世界観とアンダーソン色に染まった豪華キャストを堪能した。

さて今回の写真のアイテム。
ひとつはベニチオ・デル・トロ演じる凶悪犯にして天才画家のモーゼスが、刑務所でのワイロとして使うマロングラッセ。
そしてもうひとつはあるキャラクターが食べていたクラッカーを。画面の奥でポリポリ食べててめちゃくちゃ気になったw

©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

2021年製作/108分/G/アメリカ
原題:The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun
配給:ディズニー

https://searchlightpictures.jp/movie/french_dispatch/special.html

[フォトdeシネマ]

映画ライター 尾鍋栄里子(おなべえりこ)
映画館バイト雑誌映画担当映画ライターと、人生の半分を映画業界の片隅で生きる名古屋人。
朝日新聞、中日新聞、フリーペーパーなどで映画紹介記事を執筆中。
映画フリーペーパー C2【シーツー】web版ブログ〝オー!ナイス!不定期掲

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