ありがとう 名古屋ピカデリー

月31日、1957年の開館以来、53年にわたり映画ファンに愛されてきた三井ビル北館内・ピカデリー1・2・3・4がビルの老朽化のため閉館となります。

スクリーン前に舞台があることもシネコンにはない「映画館」の特徴の一つで、私はこのピカデリーは
なんども司会をさせていただいた。完成披露に舞台挨拶。
ピカデリー1での最後の舞台挨拶となったのは「交渉人」でした。

ピカデリー1は600席ある大きな劇場で、レトロな雰囲気が大好きだったんです。
完成披露のときは、舞台の前から登壇し自分でマイクをスタンドからはずし、しゃべり出す。
たまにコードがからまったりするのもご愛敬。
3年前の「大奥」完成披露では、1ベルを本ベルとまちがえて、登壇し、ステージの上で時間が早いことに気付き、5分間引き延ばしした。最近の失敗はそのくらいかな(笑)

まだ大物監督や俳優さんになれていない10年くらい前、
山田洋次監督と待合いの通路で5分間二人っきりになったときはなにをはなしていいやら焦りましたね〜
ピカデリー2で一番覚えているのが菅野みほちゃん。
「守ってあげたい」だったかな・・・登壇するなり、この天井面白いですね!!って
出だしからなんだか彼女のペースで慌てました。

そのほか、ほんとにたくさんの俳優さんと舞台挨拶をさせていただきました。
東映、松竹座、名鉄東宝、名宝会館、シネプラザ・・舞台のある劇場で私は育ちました。
いや、育てていただいたんです。だからかなシネコンは舞台がないので、舞台挨拶をするときにとても違和感を感じ、なぜか緊張しちゃう。

私は知らないけど過去にはイベントとしてオーケストラ付きの映画もあったという。

今月27日~31日には、閉館イベント「ピカデリー1・2・3・4閉館
大感謝祭『ありがとうピカデリー』夢と感動のフィナーレ」を開催。リクエストも募り、過去同館で上映した「大スクリーンでもう一度見たい作品」を上映。作
品は、「アラビアのロレンス」(27日)、「ローマの休日」(28日)、「七人の侍」(29日)、「十戒」(30日)、「スタンド・バイ・ミー」
「愛と青春の旅立ち」(31日)を、今ではなくなってしまった上映スタイルの2本立てで上映するそうです。

 また、「今ではジャンルとして崩壊してしまった」という怪獣映画とヤクザものをそれぞれ2本立てで「イブニング上映
大スクリーンで観たい特選日本映画」も開催。上映作品は、「怪獣大戦争」と「宇宙からのメッセージ」(27日)、「網走番外地
南国の対決」と「太陽を盗んだ男」(28日)で、「宇宙つながりや、高倉健さんと言えば菅原文太さん」といった森支配人が着目した共通項でセレクト。「2本
立てを知らない世代、懐かしく思う世代にお越しいただければ。構成も地域により異なり、お目当ての映画の前に知らない映画を見るはめに…。でも、そこに発
見があったりする…」とも。
そうなんですよ、わたし48時間をみにいったら、ゴーストのほうが面白かったとか、
フィッシャーキングもそうだったような・・

「2本立て」だった頃は、人気の映画だと前の回が終わる30分前に中に入って、端に邪魔にならないように立って待っていて、なるべくスクリーンを観ないようにしてるんだけど、ラストシーンを観てしまったってことないです?

まぁ、90年代に生まれた人はこんな経験ないですよね(汗)

ピカデリー2の舞台挨拶の最後を飾るのは「時をかける少女」
3月14日日曜日です。15:45の回上映終了後になります。・
LAURAチャンネルでもお馴染みですね。
これはYou  Tube(笑)


仲里依沙ちゃんと中尾くんが登壇しますよ。
82年版では大林監督と原田知世がこのピカデリー2で舞台挨拶をして大ヒット。
時をかける舞台挨拶なのです!!!
司会はもちろんわたくし、松岡です。

リザーブはお早めに時をかける少女 舞台挨拶情報

フィナーレのなかで気になる二本はこれ。↓
真田広之ですよ!深作さんですよ。
SF 好きとしてはみとかなくちゃ。あとは一応見た物ばかりだけど、大きなスクリーンでみれるのも最後だから迷う。
夢と感動のフィナーレ

【怪獣大戦争】
(1965年/カラー/94分)
  監督: 本多猪四郎  
  出演: 宝田明、水野久美  
  上映: 18:20  
  X星人の地球制服計画の先兵キングギドラに、ゴジラとラドンが立ち向かう!ご存知、宇宙で”シェー”をするゴジラは必見!  
【宇宙からのメッセージ】
(1978年/カラー/105分)
  監督: 深作欣二  
  出演: ビック・モロー、真田広之  
   

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