〜Drパルナサスの鏡〜

今日みた二本は美しき絆、素晴らしき仲間による映画でした。
二本とも終わった後ウルウルしてしまった。

Drパルナサスの鏡はヒース・レジャー渾身の遺作にして撮影半ばにして逝った作品。
彼の急逝により危機に陥った本作を救ったのは、
ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウら3人の名優であり親友達。
この美しき絆は見事に作品に反映されています。
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鏡で人々を別世界に誘う見せものが売りの、1000年生き抜いたというパルナサス博士(クリストファー・プラマー)の移動式劇場はロンドンで大盛況。観客は博士の瞑想に導かれてで鏡をくぐり抜けると自分が思い描く、めくるめく世界を体験できるのです。しかし、そこにはある秘密が・・。
トニー(ヒース・レジャー)は博士のアシスタントとして観客を鏡の世界へと
導く役目。

ヒースが亡くなったのは、現実世界のシーンを撮り終えた後だったのです
そこで、テリー・ギリアム監督は、幻想世界では、観客の願望に従ってトニーの要望も変化するというアイディアを思いついたのです。
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この展開はまったく違和感なかったし、むしろ豪華キャストによる競演は物語に深みを持たせています。ギリアムは公私ともに親交があったヒースを息子のように想っていただけに辛かったでしょうね。
ヒースの代役を捜していたとき、トム・クルーズが自らこの役を買って出ると申し出たのですが、ギリアムは断ったんです。理由は、ヒースの親友に演じて欲しかったから。

ちなみに3人の名優達はもちろん快く引き受け、さらに出演料をヒースの愛娘マチルダに贈ったそうです。ヒースは子育て休暇をするくらい子煩悩だったんです。

この映画は、無限大の人間の想像力が世界を救うというメッセージがあるのですが、
まさに、ギリアムの素晴らしい想像力がこの作品を完成へと導き、映画のあり方をあらためて教えてくれたのではないでしょうか。こんなに映画愛に満ちた映画はなかなかお目にかかれません。
未来世紀ブラジルも、12モンキーズもフィッシャー・キングも大好きだけど、
この作品はモット好き!
ヒースもきっと天国で喜んでいるだろうね。

ギリアム映画とは真逆だと想いますが(笑)
「釣りバカ日誌」は、個人的にすごく好きな作品です。
平成の国民的映画というのですか。今回ついにファイナルを迎えたのです。
22年シリーズを続けることはなかなか出来ません。
わたしは、個人的に7年、仕事で携わり15年。
松竹座のこと、火事になった別院ホールでの西田さんとの舞台挨拶。
三國さんからいただいた、鈴木建設社長の名刺。いろんなことを思い出してラストエンディングで泣けてきた。
釣りバカらしいラストでよかった。
だって、サラリーマンのおじ様達を励まし続けた映画ですもの、こうじゃなきゃ!

22年間お疲れ様でした。

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