ヴィトルのびびっとくる映画vol.39『アジアの天使』

 

Ola-!
どうも!ヴィトルです。

 

毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』に出演し
『OH! MY 情報局』のコーナーで最新の映画情報をお届けしています。

今回はオール韓国ロケで

撮影をした邦画『アジアの天使』を紹介しました‼️

『物語』

ひとり息子を持つ青木が主人公です。
彼は病気で妻を亡くし疎遠となっていた兄に『韓国に来れば仕事がある』と告げられ息子と2人韓国へ渡ります。
すると仕事がたくさんあると言われていたにも関わらずいい加減過ぎる兄は仕事なんて無くその日暮らしの貧しい生活を送っていて、これから兄弟で新しい事業を始めようと計画しています。
一方、ソウルでアイドルとして活躍していたチェ・ソルは年齢を重ねアーティストとしてキャリアチェンジを図っていたが市場でステージに出演しても誰も歌を聞いてくれない日々の中、所存事務所の社長と身体の関係を持ちながら仕事と家族との関わりに心を悩ませていました。
そんなどん底に落ちた2つの家族が出会い、共に運命を歩んだ先で見た奇跡とは⁉️

オール韓国ロケで撮影され韓国の空港シーンから始まる今作は出演者はもちろん技術スタッフもほぼ現地の人で言葉が伝わらず、噛み合わない様子が愛おしくて面白かった‼️
それと同時にコミュニケーションの難しさを乗り越えていく物語でもあると感じました。
友達や家族と話をしても分かり合えない事もあるじゃないですか?

 

 

それって心の片隅でどうせ分かって貰えないだろう‼️という”先入観”から来ている時もありますよね。
今作も日本の役者さんと韓国の役者さんの演技のトーン⁉️熱量が違うなと最初感じました。
これも”先入観”からなのか?心が本当に通っていないと思ったからのか?分かりませんが、ロードムービーとして旅を続けていく中でその”壁”の様な物がだんだん1つになっていく様子をドキュメンタリーの様に撮っていてそれが妙にしっくり馴染みました。
お互いに台本も見ていて台詞も知っているはずなのに言葉が分からないからこそ、分かり合おうとしている姿が伝わって来る作品でした。

そして!
クライマックスシーンではこれまでとは全く違った異質な場面があり、思わず『えーっ⁉️』と声を出して驚いたシーンがありました!
凄く攻めているし遊び心もある‼️
ですが、このシーンがあるからこそ前後の良いアクセントとなっており”先入観”を覆すシーンとなりました。

美味しそうな韓国料理もたくさん出て来て笑えるシーンも多く”愛”と”ビール”が溢れ落ちそうな素敵な映画でした。

『アジアの天使』
ぜひ、大きいスクリーンでご覧ください。

それでは。
また来週〜
チャオチャオ〜

 

 

 

2021年製作/128分/G/日本
配給:クロックワークス

(C)2021 The Asian Angel Film Partners

 

 

ヴィトル

広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。 現在のレギュラーは、東海ラジオ 12:25-『OH! MY CHANNEL』内で毎週水曜日映画紹介を担当。

 

 

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