クヒオ大佐

クヒオ大佐を見ました。
評判通り面白かったなぁ

堺雅人が付け鼻で外国人になりきり、軍服を着た結婚詐欺師に扮しているというので観る前からテンションあがりまくりデス。
南極料理人からわずか1週間後にクランクイン、つまり5,6キロまた1週間で痩せたってこと?!
ロバート・デ・ニーロも顔まけですね。
監督は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田監督だもんね〜。
これゃきたいできるわ。

この映画は、90年代に実際にあった結婚詐欺事件をベースにしているんです。

どんな事件かといいますと。

竹内武男という北海道生まれの正真正銘日本人の男が、米軍パイロットの「ジョナサン・エリザベス・クヒオ」という名を名乗り(笑)
大胆にも母は、英国王室エリザベス女王の妹の夫のいとこ、父はハワイのカメハメハ王国の末裔という
真っ赤な嘘で女性達を騙して続け20年もそれを繰り返したと言うから驚きだ。
どうやら当時流行ったトム・クルーズ主演の「トップ・ガン」を気取っていたらしい。
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それにしてもさ〜
鼻を整形を整形してアメリカ人になりきっていたとしてもどうみても日本人は日本人じゃない?

胡散臭い嘘八百を並べた経歴でいいよられて、どうして数百万円もだまし取られちゃうのかな。
もしかして、とてもいい人だったとか?
いやいや、、堺雅人演じるクヒオなら騙されてもいいけどね。

ちあみに英語が話せないいい訳は「日本にいるときは日本語を使う、任務のためだ」といっていたんだって(笑)
豆知識やこざかしい小道具もつかっていて、
「イマ、イスラエルノジョウクウカラデンワシテイル」と6畳一間のアパートから飛行機のSEを使って相手に電話するの(爆笑)
本物のクヒオに騙された方にとてもわるいのですが、
面白すぎて笑いが止まらなかった。映画ですから多少大げさだと思うのでお許しください
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三池崇史監督の映画作品「カタクリ家の幸福」では忌野清志郎が演じる、彼をモデルとしたニセ軍人「リチャード佐川」が登場しているし、
ビートたけしがこの事件をえらい気に入って
コメディアンの大神クヒオがいるのですが、
もちろんたけしさんが命名。
ちなみに改名前は「ルビー浅丘モレロ」
顔見て納得!
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さて、堺雅人扮するクヒオに
騙されるのは、弁当屋の社長 松雪泰子
博物館のエリート学芸員役 満島ひかり
ホステスの中村優子。
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ホステスは一枚上手で、クヒオは危うく騙されそうになります。

本物のクヒオは、警察に連行され
事情徴収の時もず〜〜〜と、アメリカ軍人のつもりで経歴を話していたそう。
本気で米軍人に生まれ変わりたかったのでしょうか?

この映画をみたら、本物のクヒオはどうだったのか興味が湧いてきた。

この映画の原作、「結婚詐欺師クヒオ大佐」吉田和正著 幻冬舎アウトロー文庫から出ているそうなのでぜひご覧くださいませ。
ちなみにわたくしは、Amazonですでに予約済み。

映画「クヒオ大佐」は中部地区は10月10日より公開です。

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