ガマの油

役所広司監督作品第一弾「ガマの油」
ガマの油
これがね、いい作品なのです。
深いメッセージがたくさん込められていて
笑いながらもホロリとしてしまいました。生と死の描き方がこんなに優しい映画はありません。
監督の人柄なんでしょうね。

役所広司さんといえば、私にとっては好感度ナンバー1の俳優さん。

役所さんと仕事がしたい、そして仕事が出来てよかったと監督や、俳優に言わせてしまう人。それは私たちマスコミでも同じで、また会いたい!と思う人なのです。

舞台挨拶のあと、取材のあと心のこもった「「ありがとう」を言ってくださいます。
たくさん生きてきたので、それがお世辞なのか本音なのかくらい私もわかります。
そして、役所さんは
舞台裏の素顔も公の場となんらかわりがありません。
舞台挨拶の際には、いつも進行説明があるんですが、
その時も、優しい表情で私の説明に時々頷きながら、相づちまでうってくださいます。
舞台挨拶が終わった後も必ず
「話しやすかったよ、ありがとう」と声をかけてくださるんですよ。
「ありがとう」の一言が私たちインタビューアの自信に繋がるんですよね。

最近では、城田優さん。
ルーキーズの記者会見の時、他の俳優さんはすぐに楽屋に戻りましたが、城田さんだけは数分、私の後コメントを喋り終わるのをまって丁寧にお辞儀をして挨拶をしてくださいました。
あれには驚きましたね。この俳優さんは伸びる!と(笑)思いました。

あと、浅野忠信さんは役所さんとおなじくらい
自然な「ありがとう」が言える人です。

「ガマの油」では役所監督と小林聡美さんのインタビューだったのですが、
これまた小林さんもほんと素敵な女性なんです。
「めがね」でトークショーをしたので、二回目ですが、
役所さんが、小林さんのことを褒めると、小林さんは照れくさそうに褒め返したんですね。
それがとてもチャーミング!

形式的に褒め合うのではなく、お二人とも心がこもっていて、やりとりをみている側はとても温かい気分になれました。

お二人のインタビューはいつも安心して挑むことが出来ます。
また自信がもてました。役所監督、小林さんありがとうございました。
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