ダークナイトと12人の恐れる男

昨日の二本だては見応えのある作品でした。
二本とも2時間半越え!

お尻が痛くなってしまいました。

「12人の恐れる男」
ロシアの巨匠 ニキータ・ミハルコフ(未だにうまく発音できない)監督の最新作はアメリカ映画の名作で法廷密室劇の金字塔といわれる「12人の恐れる男」のリメイク。継父殺しの容疑がかけられたチェチェン人の少年の裁判は最初は、有罪の色が濃かったのですが、1人の陪審員が疑問を投げかけたことから、無罪の可能性が強まり審議の場は二転三転していきます。
それぞれの人間描写がすばらしく、物語が進むにつれてそれぞれ12人の生活、偏見、予見などが浮き彫りになっていきます。
陪審員たちの議論の最中に、フラッシュのように織り込まれる少年が経験した戦場シーンが切ない。ラストは思わぬ展開で、心がほっこり温まった。
陪審員役の1人として出演している監督はなんともオイシイ役どころ。

日本でもまもなく導入される陪審員制度。もし選ばれたら
自分ならどのおっさんになるだろう、他人の意見に流されやしないかなぁ
まっとうな意見が言えるだろうか。と陪審員の責任の重さを感じた作品でした。160分。まったく長さを感じさせない映画です。

「ダークナイト」http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
「バットマンビギンズ」の続編。
前作にくらべるとかなりダークでシリアス。
スピーディーな展開とミステリアスな脚本のため、トイレもガマンして
2時間半見入った。
これはもう、漫画の世界ではないですね。
リアルな現代の物語ではなかろうか。
バットマンというより私のお目当ては、今年急死したヒース・レジャーの最後の演技を見たかったの。
理由もなく、欲もなく、ただ、退屈を紛らわす為に極悪非道な犯罪をおもちゃのように扱う卑劣な男ジョーカーを演じたヒース。
この役になりきるために神経をすり減らし、安定剤を飲み続け挑んだというのも頷けます。ほんとに素晴らしかった。素晴らしすぎて惜しい!という気持ちが一段と高まってしまった。もうこの姿が見ることが出来ないなんて哀しすぎる。
ヒースの勇姿をぜひ見て欲しい!

さて、今日は
「シャッター」と「ハムナプトラ」を鑑賞します。

ハムは来日キャンペーンの取材、ボイスキャスト 上地くんの名古屋キャンペーンの司会もします。ハムは楽しみな映画のひとつ。なにげにブレンダンのファンなのです。

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