残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-

お久しぶりの中村義洋監督と
同じく竹内結子さんの新作残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』
のインタビュー。
リアルミステリーというジャンルの本作。
監督の初期作品「ブース」が好きでね。
コレはあるラジオ局でむかし、DJが首をつった
古いスタジオ=ブースを使用した若くちゃらいDJが何かに
取り憑かれていく物語。
放送局は霊が棲みつくといわれるだけに
なかなかリアルなお話でした。
わたしもラジオ局に出入りしてますから
他人事じゃない。
残穢は監督が久しぶりにこのジャンルに挑戦し
今回もリアルな音のこだわりに注目。
家の中に何かいる
何かを擦る音がする
この音はなんどもなんども作り直したそう。
作るうちにリアルじゃなくなり結局、最初に作り出した音を採用。
さらに
今回はサブタイトルにあるように
住んではいけない家
ということで、
様々な家、土地、部屋がでてきます。
それらを探すのに苦労した話も興味深く、
都内では探せなく、
車移動を繰り返し、監督は首を悪くしてしまったとか。
劇中で、
竹内結子さん演じる「私」が後半に
首を悪くしコルセットをはめます。
その使ったあとのコルセットを監督が借りようと思ったら
はまらなくて!
と、いまは笑い話になったけど、
かなり大変だったみたい。
いつも笑い声が絶えない監督の現場ですが、
今回はトーン低めにミステリーらしい現場作りをこころみましたが、
竹内結子さんが
この脚本が怖くて読めなくてこまった。というのを
聞いた監督は、
やはりいつもの中村組にもどしたとか。
監督は、見えてはいけないものに対して
見たいという好奇心にかられるそうです。
わたしも同感。
竹内結子さんは
ディズニー映画で滑舌よく
明るいキャラを演じたあとだったので、今回、
ちょっとトーンを落としたナレーションに
少し戸惑いながらも、「私」というキャラを作り上げたそう。
誰もいないはずの部屋から
音がする
物語はそこからはじまり、
その部屋の前の住人、さらに
そのマンションの前の家、土地、その前に建っていたいえ、
住んでいた人のルーツを探っていく。
要キャストが案内人となり私たちをミステリアスな世界に誘います。
残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-
1月30日公開。
何度どもタッグを組んでいる二人のお話は
息もぴったり。
監督には味噌煮込みうどん
ゆうこさんには、しるこサンドを差し上げたら
しるこサンドは以前、大竹しのぶさんにあげたんですよー
って。
相変わらず明るくて、素敵な人でした。image

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