チャールズ・ブコウスキー

世界中でカルト的人気を誇るアメリカ人作家。チャールズ・ブコウスキー。
彼の作家修業時代を基にした自伝的小説「勝手に生きろ」が映画化されました。
「酔いどれ詩人になる前に」。

クールでパンクな人生、毒気のきいたユーモア、反骨精神にあふれ
酒と女と競馬をこよなく愛す男。

ブコウスキーの分身となるのがヘンリー・チナスキーだ。
劇中のヘンリーをみていると原作通り「勝手に生きろ」と思ってしまう。

酒浸しの生活、セックスに明け暮れ、競馬に狂う。明日のことなど何も考えていない。それでも自分は作家というプライドをもち、出版社に原稿を送り続ける。
そして、また堕落した日々を送る。

この愛すべきダメ男を演じたのはマット・ディロン。

ストーリーテラーもディロン。

チナスキーの生活のように物語はうつろに展開していく。その中で
マットのビターでクール、でもどうしようもなく情けない酔いどれぶりは素晴らしかった。
そして腐れ縁の女、ジャンを演じたのはインディペンデント映画の常連、リリー・テイラー。
酒とセックスにおぼれ、くたびれた体をあらわにしているけど
そんな中に色香を感じさせるという、難役を自然にこなしていく。

何も演じなくても、セリフがなくても、ただベッドの上で二人で足を絡ませ寝ている、たばこをふかして遠くを見つめている、
そんな光景だけで絵になってしまう。

男の人がこんなに愛おしいと思ったのは
運動靴と赤い金魚の男の子以来。あ、あれは子供か。
デスペラードのヴァンちゃん以来?

実際のブコウスキーも渋いっ!
彼は徹底したアウトサイダーであることを誇りにしていたそうです。

ちなみに、マッドはアウトサイダーという映画に出ていましたな

ブラピやキアヌ、レオにはないディロンだけのタフで労働者のような実在感。
酒枯れしただみ声のナレーションは哀愁を誘う。
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