11月7日に初日を迎えた「シネマの天使」
東京からシネマの天使御一行様が名演小劇場に駆けつけてくださいました。
シネマの天使は、日本最古の映画館 広島の福山市にある三代目の大黒座シネフク大黒座が舞台。
ですが、その大黒座はいまはもうありません。
122年も続いた2014年の夏にシネフク大黒座が取り壊しになることになり、その姿を何か映像に残したいと劇場関係者が広島在住の時川監督が応えたもの。以前監督のデビューさくひんが、この劇場で上映されたという縁だそうです。
閉館セレモニーに様子や、
重機が建物を壊すのもすべて実際に行われていたものをそのまま映像に残しています。
物語の中には、ファンタジーなー部分も含まれていて、
単なるドキュメンタリーではなくエンターテインメント作品としてしあがっています。
プロデュサーの益田裕美子さんも登壇し、
初主演となったシネフクに新入社員として入社してきた明日香役の藤原令子さんに
この映画のスポンサーである光るピアスをプレゼント。
藤原さんは、クランクインの10日前にオファーされたそう。
閉館というネガティヴな部分を天使というファンタジーを物語に差し込み未来へつながる話になっているのがよかったなぁ。
わたしは、この映画を見たことでますます映画館で映画を見ることの大切さがわかりました。
監督がおっしゃるように消えていく、なくなっていくものを知ることにより大切なものが改めてよくわかるのです。
この映画のラストには、全国で閉館された映画館が映し出されます。
名古屋は代表して名駅前のピカデリー。
いまのピカデリーではなく、
舞台やカーテンもある900名近く入るピカデリー。
なんどもなんども私もマイクを持った場所です。。
大晦日のカウントダウンオールナイトイベントもやりました。
いろんな思い出が蘇って最後は泣いちゃった。
忘れられない思い出の映画館はたくさんあります。
みなさんもこの映画を見たら、思い出がよみがえってくるはずです。
名演小劇場で公開中ですよ
舞台挨拶を見に来ていた西川流の西川カークさんと時川監督です。