戻ってきたシリーズ3作目M:i:Ⅲ

先日、東京日劇にて開催されたM:i:3 完成披露試写会にいってきました。

トム・クルーズは好きでも嫌いでもない俳優。濃い顔は好きだけど、ヒラメ系はちょっと・・ね。それに

何かとお騒がせが多くてちょっとウザイ。

しかし、M:i:シリーズの、トム・クルーズだけは好きなんだ。

イーサン・ハントというキャラクターはハマリ役だと思うし、

スパイ・ストーリーは面白いからね。

挑戦中毒のトムは今回も、オールスタントをこなしているよ。

175億円投入した本作(一作目の倍)の最大の見せ場となるハイウェイでの大襲撃シーン。上空からの敵の襲来でさすがのイーサンもアタフタ。猛攻をかわすイーサンの奔走に手に汗握りっぱなしだった。

あと、一作目の水平ポーズの降下をスピードアップしたような落下シーンもドキドキした。

これまで前二作は、ブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウーといった巨匠だったけど、今回は「エイリアス」「LOST」の2大TVシリーズでエミー賞を獲得した劇場映画初演出のJJエイブラムス。

劇場映画初演出で大予算は初めてだからスペクタクル演出は未知数といわれていたけど、キャラクターやストーリーをねじったり反転させたりと、複雑なプロットを手際よくみせてくれるの。

それに今回は、イーサンの私生活をクローズアップしてその人間性に迫るのだ。どんな生活をおくり、どんな恋愛をしているのか?

仕事と私生活のバランスをとるというのは、スパイじゃなくても誰でも当てはまること。そこを描くことによってイーサンが身近に感じられ、ドラマにリアリティさを持たせている。

トムは撮影中、肋骨を6カ所痛めたらしく、婚約者にも内緒で撮影を続けたそうだ。ジョン・ウーからトムの挑戦中毒ぶりを聞いていたJJ監督も、これには冷や汗ものだったとか。

さて、今回の悪党は卑劣にして凶悪。くせ者悪党を演じるのは、「カポーティ」でオスカーを受賞したフィリップ・シーモア・ホフマン。

尋問にも怯まず顔色一つかえず卑劣な男を堂々と演じているけど

この人、こんなおじさんなのにトムより5歳も若いのよ!!

イーサンのよき相棒ルーサーにクルーズを除いて唯一前作出演のヴィング・レイムス。二人が仕事以外でも仲が良いというのが会話の端々に登場する。

IMFの新メンバー、デクランに「ベルベット・ゴールドマイン」の個性派美形アクターのジョナサン・リース・マイヤーズ。

彼の尖ったキャラがあまりイカされていないのが残念かな。

東洋系女性エージェントに「ラッシュアワー2」のマギー・Q が香港から参加。イーサンの上官に「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッ
シュバーン、その補佐官に「ビック・フィッシュ」のビリー・クラダップ、イーサンの婚約者に「Mr.&Mrs.スミス」のミシェル・モナハン。彼
女は日本滞在経験があり日本語堪能、トムと同じく親日家。

そして、毎回注目となる楽曲は、アーティストとしてはもちろん、グラミー賞受賞の伝説のプロデューサー、ヒップホップ・アーティスト、カニエ・ウ
エストが参加!!そんな彼の楽曲である「Impossible」はCDとしては発売されず、iTunes Music
Storeのみでの独占ダウンロード配信だって。

チームのスパイプレイはシリーズ中、一番面白いよ!!

任務までの行程はワクワクするね。イーサンが他人にすり替わる時の変身グッズの作り方も披露。これが現実に行われていたら誰もがスパイになれるね。
今回は非現実的なスパイと、スパイの私生活という現実的な物語がほどよくミックスされていると思いました。

ラストのまとめ方など気になる部分は多々あったけど・・・

M:i:3はエンタテイメント超大作の中では一番のオススメ!。

おいしい映画祭

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